木村由莉の作品一覧
「木村由莉」の「サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語」「化石の復元、承ります。古生物復元師たちのおしごと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「木村由莉」の「サピエンス前史 脊椎動物の進化から人類に至る5億年の物語」「化石の復元、承ります。古生物復元師たちのおしごと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
古生物学者の著者がどのようにしてその仕事についたのかを書いたエッセイ。
理系で研究者を目指している子どもたち・その親がメインのターゲットだと思うが、当てはまらないというか、早々にそういった道を諦めた自分も楽しく読めた。
幼少期〜学生時代のエピソードは、実際に自分が高校生くらいの頃に読んでいたら、羨ましさや嫉妬で素直に読み進められなかったと思う。東京近郊在住で、金銭的にも精神的にもサポートしてくれる親がいて、「両親は世界一の味方☆」みたいなアドバイスを書ける著者の立場と、過去の自分が置かれていた状況があまりにも違っていて、今だからギリギリ苦笑いしながら読めたが、10代の頃だとキツかったと思う。
Posted by ブクログ
国立科学博物館で2022/10/10まで開催中の「化石ハンター展」を題材に、古生物学に関わる様々な仕事(著者は「古生物復元師」と名付ける)を紹介する。
展示物である化石骨格レプリカ作成、生体復元模型作成に、設計図たる化石そのもののデジタル復元、および3D設計、さらには展示のプランナー、空間デザイナー、主催、そしてこの本の編集者まで、「古生物」への様々な携わり方が描かれる。
その意味では著者の前著『もがいて、もがいて、古生物学者!!』の副題が「みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから」から、「みんなが古生物学者になれるわけじゃないから」(でも関わり方はいろいろある)と裾野が広がる内容となっている
Posted by ブクログ
動物園で見られる現生動物と、その祖先のいきもの33種を取り上げている。カラーで大きめに描かれたイラストが目を惹く。どことなく現生動物と共通点がある姿のいきものもいるし、異なった姿のいきものもいて興味深い。題材も面白そうで、土屋氏が著者、木村由莉先生らが監修したという(私の中で)完璧な布陣とも言える古生物本だが、実は読み始めから目が滑って読み進むことが困難な時期があり、読み終わるまでに時間を要した。
恐らくイラストより、より詳細な古生物・現生動物の説明があったほうが面白かったのではないか、と思う。誌面の都合上かわからないがざっくりとした説明に留まっている。それから、現生動物との大きさ比較に効果的