広津和郎の作品一覧

「広津和郎」の「年月のあしおと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 年月のあしおと(上)
    4.0
    1~4巻1,023~1,353円 (税込)
    明治・大正・昭和の文学的追想。ことに大正から昭和の時代風俗、文壇の裏面史をぎっしりと埋め込み、芥川龍之介をはじめ同時代の作家の風貌をいきいきと捉えた、自伝的文壇回想録。正篇を上下二巻に編集、上巻には大正4年終生の友人・宇野浩二との親交を深めた三保松原の旅行、父・柳浪が病気療養のため東京から知多半島師崎に転ずる前後までを収録。野間文芸賞、毎日出版文化賞受賞作品。<上下巻>
  • 年月のあしおと(下)

    Posted by ブクログ

    文アルに出てくる人の本読んでみようシリーズ。著者の自伝的文壇回顧録の下巻。
    こちらでは文芸評論家になるきっかけや、小説を書き始めた頃の話。そして広津和郎の周りに広がる人間関係などが多く書かれている。
    文アルに登場する人もしない人もいるが、たくさんの作家の他、芸術家、出版関係者の名前が出てきて驚く。様々な人が東京近郊に住んでいて、もちつもたれつの時代だったんだなと感じた。ちょっと絵を描いてみたら思いがけず売れたりして嬉しい小説家たち、みたいなエピソードにほっこりしたり、菊池寛の喧嘩っ早さや直木三十五のネジの外れた人間像などが伝聞も織り交ぜながら生き生きと書かれていて面白く感じた。
    ただ、関東大震

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    2023年05月22日
  • 年月のあしおと(上)

    Posted by ブクログ

    ゲーム『文豪とアルケミスト』に登場するキャラクターが結構好きだったので読んでみた。広津和郎自身の人生や文壇での出来事を振り返る回顧録。
    この上巻では子供の頃に住んでいた場所や、そこでの出来事、小学校〜大学までで出会った人々の話が中心。本当にキャラクターが好きなだけで読んだので、東京の人だったのか……とまずそこで驚く。牛込、神楽坂、江戸川橋などの早稲田周辺の地名がたくさん出て来て、通っていた高校がその辺りだったのでちょっと嬉しくなる。今とは全然様子が違うだろうけど。
    父・柳浪の他、文アルでも交流のある文豪たちの名前や、ゲーム上で色濃く反映されているウッカリ気質についてもちょっと出て来て、本当だっ

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    2023年05月15日

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