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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
文アルに出てくる人の本読んでみようシリーズ。著者の自伝的文壇回顧録の下巻。
こちらでは文芸評論家になるきっかけや、小説を書き始めた頃の話。そして広津和郎の周りに広がる人間関係などが多く書かれている。
文アルに登場する人もしない人もいるが、たくさんの作家の他、芸術家、出版関係者の名前が出てきて驚く。様々な人が東京近郊に住んでいて、もちつもたれつの時代だったんだなと感じた。ちょっと絵を描いてみたら思いがけず売れたりして嬉しい小説家たち、みたいなエピソードにほっこりしたり、菊池寛の喧嘩っ早さや直木三十五のネジの外れた人間像などが伝聞も織り交ぜながら生き生きと書かれていて面白く感じた。
ただ、関東大震 -
Posted by ブクログ
ゲーム『文豪とアルケミスト』に登場するキャラクターが結構好きだったので読んでみた。広津和郎自身の人生や文壇での出来事を振り返る回顧録。
この上巻では子供の頃に住んでいた場所や、そこでの出来事、小学校〜大学までで出会った人々の話が中心。本当にキャラクターが好きなだけで読んだので、東京の人だったのか……とまずそこで驚く。牛込、神楽坂、江戸川橋などの早稲田周辺の地名がたくさん出て来て、通っていた高校がその辺りだったのでちょっと嬉しくなる。今とは全然様子が違うだろうけど。
父・柳浪の他、文アルでも交流のある文豪たちの名前や、ゲーム上で色濃く反映されているウッカリ気質についてもちょっと出て来て、本当だっ