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「谷徹」の「内的時間意識の現象学」「ブリタニカ草稿 ──現象学の核心」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「谷徹」の「内的時間意識の現象学」「ブリタニカ草稿 ──現象学の核心」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
有名なアウグスティヌスの問題提起以来、哲学上最大の難問の一つ「時間」に、フッサールが集中的に取り組んだ労作。こんな本があったのか。
フッサールらしく厳密で難解、この難問に相当苦労しつつ取り組んでいる様子が窺え、とても面白く読んだ。
特に、時間推移を説明するに当たって例として常に音楽の「旋律」を取り上げ続けているので、ますます私の最近の主要な関心に近く、参考になった。
私なら旋律の認識に関しては「ゲシュタルト」という用語を導入し、その「ゲシュタルト全体」は「部分=個々の音」の集結を待って形成されるのではなく、最初の一断片、2音めからすぐに、同時的に立ち現れているという点に着目するだろう。
また、