作品一覧
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-大学教授・武田長博が自宅で何者かに殺害された。日本の公安内部に張り巡らされたロシアのスパイ網壊滅を目的とし、CIAが立案した「クロー・ハンマー」の要が長博だった。彼の息子・穰は殺人者を追うためCIAに入局し、スパイとして警察庁に潜入する。その七年後――ウクライナ侵攻の影響で供給不足となっている歩兵携行式多目的ミサイル「ジャベリン」が30基、太平洋で所在不明になる事態が勃発。ロシアの暗躍が噂される中、このジャベリンが日本国内に持ち込まれるのを阻止する命令が穰に下る……。緊迫のエスピオナージ・アクション開幕!「水面下で展開される迫真の国際諜報戦。著者は本書により作家として大きく躍進した」——ミステリ評論家・千街晶之氏、絶賛!
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3.5
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4.3弁護士生命を絶たれかねない窮地に立たされた男が打った妙手とは――。四年前、殺人罪に問われた女性の無罪判決を勝ち取り、脚光を浴びた弁護士の大石中也。医療過誤の裁判で、彼は依頼人である原告・長瀬の尋問に向け、準備を整えていた。しかし当日、時間になっても長瀬が法廷に現れず、大石は裁判官や相手の弁護士に頭を下げる破目に。大石が原告の自宅を訪ねると、そこにいた「長瀬」は、昨日まで打ち合わせをしていた原告とは似ても似つかぬ、全くの別人だった。弁護士生命さえ危うい事態に、真相究明に乗り出した大石だったが……。現役弁護士にして、『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が、「法の裏側」と「司法の闇」を抉る! 驚愕のリーガル・サスペンス。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
【5725/10000】
なんと! これはねぇ
『弁護士ハードボイルド』ですね。
主人公の大石が、ずっと「俺」で語っているのも、私の中ではハードボイルド感が強く残りました。面白かった〜‼︎(寝不足です(^^;;)
本のグループの方の紹介で興味を持ち読みました。著者は、現役の弁護士さんだそうで…なるほどでした。
同時に沢山の案件を抱えているだろう…というのは、うっすら想像していましたが、予想以上の激務。そんな中、別々だと思っていた事件が、徐々に形を変え繋がっていく…その辺が非常に面白く「えっ?えっ?誰が?」って頭の中で確認しながら読んでました。
ここ何年かで、人生で初めて、何回か弁護士さんや