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3.5あなたの町は殺人鬼だらけ、かもしれない 読者を悪夢的迷宮にいざなう、寓話的ミステリー 映画化で話題&『このミス』大賞受賞作の『怪物の木こり』著者最新作! 人殺しの現場を目撃してしまった塾帰りの高校生・辻浦良太。 彼は、ある秘密に気付いてしまい…… あかね町――この町は何かがおかしい。 (あらすじ) あかね町には人殺しがたくさんいて、至るところでしょっちゅう人が殺されている――。 夜のあかねの森公園で人殺しの現場を目撃してしまった塾帰りの高校生・辻浦良太は、暗視ゴーグルをつけた謎の女性に助けられてなんとか難を逃れた。 しかし、彼女曰く、この町では警察は助けてくれず、通報すれば必ず報復で殺されることになるという……。 妄想か、真実か。奇妙な町を舞台にした殺人物語。 (著者プロフィール) 倉井眉介 1984年、神奈川県横浜市生まれ。帝京大学文学部心理学科卒業。 第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2019年に『怪物の木こり』(宝島社)でデビュー。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めの頃は
サイコパスが犯罪を繰り返し
別のサイコパスと衝突するのかなぁ
くらいに思っていた。
だけど
そんな予想を遥かに上回ってきた。
まさか
幼少期に人体実験に巻き込まれ
サイコパスにされていたなんて
これっぽっちも思うわけないよ。
医療に携わる者としては
恐ろしく残酷な事件で
絶句するしかなかった。
幼少期の事件から数十年後に
再び事件に巻き込まれて
次は他人に共感するなどの
普通の感情も持ち合わせるようになって
感情を持ったサイコパスって
どうなるんだろうと思った。
普通の感情を知ったサイコパスが
サイコパスに戻れる方法を見つけた時
最終的にサイコパスに戻らない選択をし