作品一覧

  • ゆうずどの結末
    4.0
    1巻814円 (税込)
    こんな結末は耐えられない――。 大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。 宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。 「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。 しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。 そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。 何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。 菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが――。 その■■を、絶対に読んではいけない。 あなたの身に恐怖が迫る、新感覚ホラー誕生!
  • めぐみの家には、小人がいる
    3.4
    1巻1,584円 (税込)
    小人を怒らせるな。穴だらけで死ぬことになるぞ。 群衆恐怖症を持つ小学校教師の美咲は、クラスのいじめに手を焼いていた。ターゲットは、「悪魔の館」に母親と二人で住む転校生のめぐみ。ケアのために始めた交換日記にめぐみが描いたのは、人間に近いけれど無数の小さな目を持つ、グロテスクな小人のイラストだった――。 机の裏に、絨毯の下に、物陰に。小さな悪魔は、あなたを狙っている。 オカルトホラーの新星、期待の最新作!
  • おどろしの森
    3.3
    1巻704円 (税込)
    尼子拓真は新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。だが家の中でお香の匂いや女の笑い声がし出すように。なぜかそれは拓真にしか感じられず、霊能者にも異常ないと言われてしまう。この家に隠された秘密とは。
  • お孵り
    3.7
    1巻704円 (税込)
    結婚の挨拶のため、婚約者・乙瑠の故郷を訪れた佑二。そこは生まれ変わりの伝説がある村だった。やがて乙瑠は村で里帰り出産をすることになったが、子供は生まれ変わりを司る神として村に囚われてしまい!?
  • ゆうずどの結末

    Posted by ブクログ

     久しぶりに背筋がゾワゾワする感覚を覚えた読書体験だった。謎のホラー小説『ゆうずど』に呪われた四人の物語+プロローグ+エピローグ(最終話)からなる短編集で、読んでいて不気味な雰囲気に取りつかれるような感覚は『リング』や『近畿地方のある場所について』に似たものを感じた。黒い栞を目にする度に背筋が凍るような思いだった。

    0
    2024年04月14日
  • ゆうずどの結末

    Posted by ブクログ

    怖かった!!それぞれ違う登場人物が、伝説の呪いの本に翻弄される。現代的な話もあれば、牡丹灯籠みたいな古典的な話もあり、バラエティ豊かだった。そして全部怖い。

    0
    2024年03月19日
  • ゆうずどの結末

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1章を読んで、色々な結末の種類で怖がらせてくるだけかと思ったら、良い意味で裏切られてどんどん読み進めてしまった。
    4章では、ゆうずどが本来産まれてくる子供に代わって出てくるんだろうと思っていたら、そもそも妻も存在していなかったのが分かって驚いた。

    かなり面白かった。

    0
    2024年03月17日
  • ゆうずどの結末

    Posted by ブクログ

    単純に凄惨な結末になるのではなく、ミスリードや伏線によって意外な展開に発展したところが面白かった。
    各章に繋がりがあれば更に楽しめたかもしれません。挿し絵も怖くてステキでした笑

    0
    2024年03月17日
  • ゆうずどの結末

    Posted by ブクログ

    怖くて面白かった。何度捨てても戻ってくる本というのはどこかで読んだ気はするけど…。読んでも呪われない人もいるというのは救い。

    0
    2024年03月03日

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