作品一覧

  • あの日見た流星、君と死ぬための願い
    4.0
    1巻726円 (税込)
    時を繰り返す世界で、僕はもう一度君に恋をした。でも―― 「一番幸せな時のまま、終わらせたいと思うのは、いけないことかな」  12月14日。高校2年生の雪は、自分が何度も同じ一日を繰り返していることに気が付いた。だが、今まで孤独に生 きてきた雪にとってその世界は望ましいものだった。  しかしある日、変化が起こる。今まで登場しなかった女の子に出会ったのだ。ループ世界の中で起こった異変。逃 げ出す彼女を追いかけて話をすると、彼女もまたこの世界をループしていると言い――。  そこから次々と判明する驚愕の事実。ループする世界で二人が導き出した答えとは、一体。 これは、痛みを抱えた少年と少女の、「生」と「死」の物語。
  • この星で君と生きるための幾億の理由
    4.0
    1巻748円 (税込)
    かつてある約束をした女の子がいた。 僕はその約束だけを心のよすがにして生きてきた。 ファン文庫Tears、長編小説第2弾 綾崎隼氏推薦 「大人になると忘れてしまうもの。 大人になると見失ってしまうもの。 青海野灰が描く純度の高い物語は、 僕らが手放したものを、いつも思い出させてくれます。 時に。苦しくなるほどに。鮮やかに。」 【あらすじ】 高校二年生の漣(れん)は、父の転勤の都合で転校してきたばかりだが、クラスメイトと交流する気は一切ない。漣はある女の子との約束だけを心のよすがにして生きている。ある日の授業中、机の中に見覚えのない一冊のノートが入っているのに気付く。中身を確認しようと開くと、その瞬間目に飛び込んできたのは、「遺書」という文字だった。漣はノートの向こう側にいる誰かを救うため、シャーペンを手に取る……。 ファン文庫Tears、長編小説第2弾 綾崎隼氏推薦 「大人になると忘れてしまうもの。 大人になると見失ってしまうもの。 青海野灰が描く純度の高い物語は、 僕らが手放したものを、いつも思い出させてくれます。 時に。苦しくなるほどに。鮮やかに。」 【あらすじ】 高校二年生の漣(れん)は、父の転勤の都合で転校してきたばかりだが、クラスメイトと交流する気は一切ない。漣はある女の子との約束だけを心のよすがにして生きている。ある日の授業中、机の中に見覚えのない一冊のノートが入っているのに気付く。中身を確認しようと開くと、その瞬間目に飛び込んできたのは、「遺書」という文字だった。漣はノートの向こう側にいる誰かを救うため、シャーペンを手に取る……。 一話 命の天秤 二話 暁の猫 三話 沢山の小さな想い出 四話 君のいない現在 五話 僕たちの夏 六話 友達でいて 七話 久しぶりだね 八話 夜に落ちる 九話 手紙 エピローグ 君と生きる幾億の理由 ■著者 青海野灰(あおみの・はい) 新潟県出身・千葉県在住。『逢う日、花咲く。』で第25回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞し同作でデビュー。繊細で丁寧な筆致は、選考委員からも高い評価を受ける。 著書に『世界の終わりとヒマワリとゼファー』(パレード)、『君を、死んでも忘れない。』、『明けない夜のフラグメンツ あの日言えなかったさよならを、君に』(いずれもメディアワークス文庫)など。 ■イラストレーター ふすい
  • 君を、死んでも忘れない。
    3.0
    1巻737円 (税込)
     日々を無気力に生きている高校生・樹の前に現れた少女・ナナミ。自分は病気でもうすぐ死ぬ。だから“難病もの”のヒロインのように想い出を作りたい。そんな願いに付き合い始めた樹は、つまらない映画のエンドロールのようだった毎日が色彩豊かなものになっていくのを感じていた。  しかしある事件をきっかけに、樹は自分が憶えていられる日々が徐々に少なくなっていることを知る。そして“記憶の日数”がゼロになった時……。“もうすぐ死ぬ”のは彼女ではなく自分だった?  徐々に明らかになる事実があなたの認識を逆転させる、新感覚の青春ストーリー! #1 私もうすぐ死ぬんだ、と、目の前の少女は笑って言った。 #2 お前はもうすぐ死ぬんだ、と、彼は悲しげに言った。 #3 君を想い出になんてさせない。 #4 私の過去と、私の未来。
  • 明けない夜のフラグメンツ あの日言えなかったさよならを、君に
    3.5
    1巻693円 (税込)
    将来を誓い合った恋人を事故で失った燈は、心の傷が癒えないまま高校生となった。  彼女の唯一の居場所は誰もいない図書室。日々読み終えた本の感想を共用の「読書ノート」に書き込んでいた燈はある時、同じノートを使う、顔も知らない生徒と文章を介した交流を始める。不思議と気の合う相手との文通に安らぎを感じる燈。ところがその相手が死んだはずの恋人「翼」だったことが判明し――?  最愛の恋人との文章だけの再会によって、止まっていた時間が今、再び動き出す――。
  • 逢う日、花咲く。
    4.3
    1巻671円 (税込)
    13歳で心臓移植を受けた僕は、それ以降、自分が女の子になる夢を見るようになった。  きっとこれは、ドナーになった人物の記憶なのだと思う。  明るく快活で幸せそうな彼女に僕は、瞬く間に恋をした。  それは、決して報われることのない恋心。僕と彼女は、決して出逢うことはない。言葉を交すことも、触れ合うことも、叶わない。それでも――  僕は彼女と逢いたい。  僕は彼女と言葉を交したい。  僕は彼女と触れ合いたい。  僕は……彼女を救いたい。
  • 逢う日、花咲く。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    途中、読んでいて辛くなるところがあったけど感動するし、素敵な物語だった。
    青海野灰さんの小説が本当に大好き。

    0
    2023年12月16日
  • 逢う日、花咲く。

    Posted by ブクログ

    うまく言葉にできないけれど、ドナー制度に関して思うところが沢山あった。
    人の体の一部をもらって生きること、人に自分の体の一部をあげること。全く想像がつかない。

    最初から最後まで引き込まれる文章だった。

    0
    2022年07月30日
  • あの日見た流星、君と死ぬための願い

    Posted by ブクログ

    時間がループしているから、自分がいつの今日を読んでいるのか少しわからなくなった。
    でも話はすごく面白いし、読み終わった後にタイトルの意味を理解して胸が熱くなった。
    登場人物に青海野灰さんの以前の本に出てきた人物が出てきて嬉しくなった。

    0
    2023年12月15日
  • この星で君と生きるための幾億の理由

    Posted by ブクログ

    忘れられない初恋の女の子、夜間高校で同じ席に座る死にたがりの女の子、公園で一緒に野良猫を愛でる女の子
    何のために誰のために生きていくのか、繊細に、けれども力強く描かれた小説。

    全てがつながったクライマックスでは思わず泣きそうになった

    美しいだけでない展開、納得な結末に満足
    面白かった

    以下覚書のための詳細、ネタバレです





    命には四つの理由がある
    夢や希望「生きる理由」
    挫折や絶望「死ぬ理由」
    守るべきものや信念「死ねない理由」
    病気や事故、抗えない「生きられない理由」

    高校2年生、葉月漣

    昼と夜間で同じ教室を使う高校
    ある日自分の席に遺書と書かれたノートを見つける。
    自分も生

    0
    2022年11月05日
  • 逢う日、花咲く。

    Posted by ブクログ

    ある少女の心臓を、主人公に移植した。移植したことによって、少女の感覚を寝ている間に感じることができた。その感覚は、今から3年前の少女の感覚だった。少女の心臓をもらったということは、少女は過去に死んだということ。それを救うというのを生きがいにし、主人公は様々な行動を起こす。その中で、主人公も少女もお互いを好きになり、逢いたいと願う。その気持ちを諦めずに、そしてそれを生きがいにしてそれぞれが相手のために尽くす。それによって、過去は変えられる少女は命を救われた。心臓は受け取ることができなくなるという現在に変わってしまったものの、少女が会いに来てくれ、その事実を知り、誇りに思う。そして、逢いたい人と逢

    0
    2021年12月10日

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