作品一覧

  • モンタギュー・エッグ氏の事件簿
    -
    1巻2,464円 (税込)
    ドロシー・L・セイヤーズの傑作短編を日本独自の編纂で集成! 英国ドロシー・L・セイヤーズ協会より「収録作品は選りすぐり、この一書を強くお勧めします」(ドロシー・L・セイヤーズ協会事務局長 ジャスミン・シメオネ)との良質推薦を得た一冊!
  • 大忙しの蜜月旅行
    3.3
    1巻1,500円 (税込)
    とうとう結婚へと至ったピーター・ウィムジイ卿と探偵小説作家のハリエット。披露宴会場から首尾よく新聞記者たちを撒いて、従僕のバンターと三人で向かった蜜月旅行(ハネムーン)先は、〈トールボーイズ〉という古い農家。ハリエットが近くで子供時代を送ったこの家を買い取っており、ハネムーンをすごせるようにしたのだ。しかし着いてみると、家は真っ暗で鍵がかかっており、待っているはずの前の所有者は見当たらず。訝りながらも滞在していると、地下室で死体が発見されて……。シリーズ最後の長編が創元推理文庫についに登場! 後日譚の短編も収録。/解説=三橋曉
  • ピーター卿の事件簿
    3.8
    1巻968円 (税込)
    ピーター・デス・ブリードン・ウィムジイ卿は十五代デンヴァー公爵の次男。クリケットの名手にしてワイン通、書物蒐集と音楽、そして犯罪の探究を趣味とする貴公子である。クリスティと並び称されるミステリの女王セイヤーズが創造したピーター卿は、従僕を連れた優雅な青年貴族として世に出たのち、作家ハリエット・ヴェインとの大恋愛を経て人間として大きく成長し、古今の名探偵の中でも屈指の魅力的な人物となった。本書はその貴族探偵の活躍する中短編から「不和の種、小さな村のメロドラマ」等、代表的な秀作7編を選んだ作品集である。【収録作】「鏡の映像」/「ピーター・ウィムジイ卿の奇怪な失踪」/「盗まれた胃袋」/「完全アリバイ」/「銅の指を持つ男の悲惨な話」/「幽霊に憑かれた巡査」/「不和の種、小さな村のメロドラマ」/解説=戸川安宣
  • ピーター卿の事件簿

    Posted by ブクログ

    公爵で金に不自由がなく金髪で背が高く、粋で優しいスポーツマンのピーターウィムジィ卿の短編7篇収録。個人的にセイヤーズの長編より短編の方が無駄がなくて好きだ。この中でのおすすめは「幽霊に憑かれた巡査」。存在しない13番地の家はどこに?という不可能興味あふれる作品。左右の臓器が逆になってる男が記憶を失っている間に殺人を犯したらしい…「鏡の映像」や首のない馬と頭のない馭者の乗る馬車の話、中篇「不和の種、小さな村のメロドラマ」など怪奇趣味の意外な発端が面白い。

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    2021年02月24日
  • 大忙しの蜜月旅行

    Posted by ブクログ

    初めて読んだシリーズですが、この本が最後らしいです。推理小説なんだけど、恋愛成分多めでした。ピーターとハリエットがハネムーン(と言っても引っ越で、買い取った家に執事と一緒に向かう)に行きます。中々犯人が特定されず、色々あって買った家を出ることになってようやく犯人が分かりました。トリックというより仕掛けでした。ピーターの性格が少し怖かったのと、ワインの件でバンターが本性が出たところが印象的でした。

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    2020年04月08日
  • ピーター卿の事件簿

    Posted by ブクログ

    ドロシー・L・セイヤーズ著、宇野利泰訳『ピーター卿の事件簿【新版】』(創元推理文庫、2017年)はイギリス貴族ピーター卿が探偵となって事件を解決する推理小説である。第一次世界大戦後を舞台とする。本書は7編の中短編を収録する。怪奇的な話が多いものの、超自然的な現象は出て来ず、科学で説明できるものである。
    最初の物語「鏡の映像」ではピーター卿は冤罪に陥りそうな人を救う弁護士的な役回りをする。駆けつけた警察官に対して人権侵害的な尋問を戒める。他の英国推理小説でも感じるが、英国では警察の取り調べに対する被疑者の人権尊重の意識が高い。
    英米のミステリーを読んで感じることは、警察の人権侵害を抑制する意識の

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    2020年03月03日
  • ピーター卿の事件簿

    Posted by ブクログ

    新版になって、ウィムジー→ウィムジイと他の創元推理文庫のピーター卿シリーズと同じ表記になり、各短編の邦題&原題が1頁に記載されたのが良いです。解説も加筆・補填されている一方、「暗号ミステリ傑作選」収録の『龍頭の秘密の学究的解明』の解題は残っているので、これを機会にピーター卿短編全集を完成させるために、東京創元社さんには「事件簿3」の刊行を切に願います。

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    2018年04月26日
  • 大忙しの蜜月旅行

    Posted by ブクログ

    なかなか続きが出なくって
    前作までの訳者さんが
    亡くなってしまわれたのは少し残念。

    一応、新婚旅行で滞在する屋敷で
    前の持ち主が死んでいるのが見つかる
    という事件は起こりますが
    作者が「推理もある恋愛小説」と言ってるように
    メインはお貴族様と結婚した
    女流作家の気苦労やら、なんやら(笑)

    まぁ、シリーズを通して読んできた読者への
    ファンサービスな一冊ですね。
    御前様は相変わらずだし。
    新婦のハリエット嬢と執事のバンターが
    うまくやっていけそうで良かった(*^0^*)
    「田舎者」のご近所さんに振り回されて
    ついにキレるバンターに驚いたわ…。

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    2020年11月12日

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