ベルンハルト・シュリンクの作品一覧

「ベルンハルト・シュリンク」の「オルガ」「朗読者(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 別れの色彩
    3.6
    1巻2,310円 (税込)
    年齢を重ねた今だからわかる、あの日の別れへの後悔、そしてその本当の意味を――。男と女、親と子、友だち、隣人。『朗読者』で世界中の読者を魅了したドイツの人気作家が、「人生の秋」を迎えた自らの心象風景にも重ねて、さまざまな人々のあの日への思いを綴る。色調豊かな紅葉の山々を渡り歩くかのような味わいに包まれる短篇集。
  • オルガ
    4.4
    1巻2,200円 (税込)
    女は手が届く確かな幸せを願い、男は国家の繁栄を求めて旅に出た。貧富の差や数々の苦難を乗り越え、激動の20世紀ドイツを生きた女性オルガ。彼女が言えなかった秘密、そして人生の最期にとった途方もない選択の意味が、最果ての町に眠る手紙で解き明かされる――。ひとりの女性の毅然とした生き方を描いて話題となった長篇。
  • 朗読者(新潮文庫)
    4.4
    1巻605円 (税込)
    15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」――ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    是非オススメしたい本です。(私の1番大好きな本)

    ◆ホロコースト時代の「ドイツ人」と「ユダヤ人」の禁断の悲劇の恋愛物語  

    【あらすじ】
    15歳のドイツ人少年のミハイルが帰宅途中嘔吐してしまい、そこに現れたユダヤ人ハンナが助けたことで、2人が出会った。最初は、お礼の挨拶をするためにお家に行くが、訪問回数を重ねるごとに恋愛へ発展する。ハンナには誰にも言えない『秘密』があり、その『秘密』が2人の関係、人生を大きく動かすことになる。

    【ポイント】
    1.なぜ、ハンナはミハイルに『本を読んでほしかったのか』
    2.なぜ『秘密』を打ち明かすことが出来なかったのか
    3.もしあなたがハンナなら/ミハイルな

    0
    2023年11月25日
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    親子ほど歳の離れた2人の恋愛を描き、戦争で分断された世代間の闘争(ナチスに加担したかどうか)が浮き彫りになる、、

    ハンナアーレントの「悪の陳腐さ」とは、実は当事者も苦しむものだったのだ!と思わされた

    だからこそ、人間の悪とは陳腐なのかも。

    0
    2023年07月09日
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    薦められて読んだ本ですが、本当に読んで良かったと思える1冊でした。

    「あなたならどうしましたか?」という言葉が本全体にかかってくるようで重い。
    この言葉が苦しいのは、ハンナは裁判長をせめるつもりもなく、本当に分からなかったから何でも知ってそうな人に教えてほしかっただけで... という...
    裁判長が作中でこの問いに答えられないのも、著者自身が答えをだせなかったからなのか、読者に答えを委ねたからなのか
    簡単に答えがほしいと願う読者に対して、そうそう容易く答えなんか得ようとするなと言われているようで。

    「僕たち後にくる世代が恥と知と罪のなかで押し黙る ─それが求めていた結果だったのだろうか

    0
    2023年05月28日
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文盲であることの恥と苦しみはどれほどのものだろう。それを知られるくらいなら、戦犯として裁かれ服役することを選んだハンナ。
    文字を学び、本を読んだことで初めて自らの罪の重さを知った時、、、
    どうしようもなく切なく胸を打つラストでした。

    0
    2023年05月12日
  • 朗読者(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ深い本でした。
    序盤の恋愛話からの急展開、、最後の結末!へと続くストーリーにハマり、先が気になって、一気読みしてしましました。
    再読したくなる深い本でした!!
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

    0
    2023年02月08日

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