作品一覧

  • 解剖医・今宮准教授の推理1
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    1~2巻1,045~1,149円 (税込)
    俺は探偵じゃない。解剖屋だ! 仙台の国立大学・杜乃宮大学医学部法医学教室。解剖技官・梨木楓は、上司である若き准教授・今宮貴継とともに日夜、警察から運び込まれる身元や死因が不明の死体を解剖している。ある日、彼らに、温泉旅館で不審死した東京の出版社の文芸編集者の不審死の知らせが届き、現場に駆けつける二人。そこには、かなり肥満した男の悲惨な異状死体があった。事故か殺人か―--。容疑者は仙台在住の4人のミステリ作家と旅館の仲居。今宮と梨木は、遺体の外傷を観察、内臓の全摘出後、病理検査にかけ、身体の隅々まで検分、時には犯人でさえ気づかない証拠にたどり着く。
  • 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト
    3.3
    1巻792円 (税込)
    京都府警に持ち込まれた傷害致死事件。引きこもりの大学生が、異様な姿で死亡した。伏見署に連行された母親は「娘の身体を突き破って悪魔が出てくる」と興奮気味に話し、供述は要を得ない。夫の事故死をきっかけに彼女がのめり込んでいた新興宗教は、「悪魔祓い」と称して、信者に加虐的な扱いをすることもあったという。遺体の状況から、母親の虐待を疑う京都府警は、検屍と司法解剖を千夏に依頼するが……(「エクソシズム」)。京都市北区の河川敷で、首のない遺体が発見される。被害者は刺青があり、小指も欠損していることから、暴力団関係者とみなされるが、身元はわからない。激しい暴行を加えられた後、首を切断するほどの動機とは一体何なのか? 現場に駆け付けた検視官の都倉は、何かしっくりしないものを感じながらも、何が違和感なのかわからない。司法解剖を担当した千夏の見解を聞くうち、都倉はあることに気づく。(「梟首」)など、4話を収録。
  • 誰そ彼の殺人
    3.3
    1巻742円 (税込)
    仙台、杜乃宮大学・法医学教室。解剖技官の梨木楓は、上司で准教授の今宮貴継とともに警察から届く死体を日夜、解剖する。彼らが直面するのは、沼の中の顔面破壊・手足切断の死体、温泉での不審死体、ひき逃げされ放置された女子高生など悲惨な人間の最期だ。事故か、殺人か。二人は細胞の一つ一つまで検分し、犯人さえ気づかぬ証拠にたどり着く。
  • 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト

    Posted by ブクログ

    現役の解剖技官の方が書いたお話。
    ミステリー作家さんではないので、トリックはなし。事件を解決することより、解剖をして、遺体に何が起きたのかを書いた作品だと感じた。通常の殺人事件などを扱った作品では、描かれない視点から描かれているのが面白かった。
    また、この作品は短編集で、話によって視点となる主人公が変わっていくのも面白かった。

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    2023年12月13日
  • 誰そ彼の殺人

    Posted by ブクログ

    法医学教室で検死にまつわるミステリ。作者さんがガチの解剖技官さんということでそのあたりのリアリティは(この手のが苦手は人はきついんじゃないかなと思うくらい)がっちり。まあ解剖技官や検死官みたいな立場の人が捜査に・・ってのはさすがにないんじゃないかと思いますが。
    なかなかに面白かったです。ミステリ自体はなんというかそこまででもなかったんですが、特殊な業界のいわゆる「お仕事小説」という意味でとても興味深かったです。キャラクターもいかにもな感じでシリーズ化とかするのだろうか?楽しみにしています。
    ただまあ、実写であれアニメであれ映像化はまずもって無理そうな作品ですね。

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    2021年10月21日
  • 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト

    Posted by ブクログ

    現役の解剖技官の方が著者だけあって、解剖の様子がとてもリアル。医療業界で働いてる人間としては法医学も興味があったのでこんな感じなのかと想像しやすかったです。話は短編4作品で淡々と進んでいく感じ。

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    2024年05月07日
  • 誰そ彼の殺人

    Posted by ブクログ

    解剖技師の女性が主役の法医学ミステリーです。
    主人公の上司がめちゃくちゃな記憶力や知識を持って事件の真相を導きだす感じで、女性自身は学ぶ側の目線でした。

    登場人物は同じミステリーが4本、短編集です。いわゆるミステリーほど起伏はなく淡々と進んでいきます。そのくせ法医学の知識が詰め込まれているので、ミステリーというよりは新たなジャンルなのでは?と読んでて思いました。

    人間模様もそれほど複雑ではなく、さくっと読めるので、軽い推理小説を読みたい方におすすめです。

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    2023年12月23日
  • 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト

    Posted by ブクログ

    法医学に携わってる作者さんなので、遺体の解剖シーンがリアル。
    ミステリというよりかは異状死体がどうしてでてきたのかを暴く話で、内容は難しいけどどういうふうに検死をするのかの参考になるのかも。

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    2023年03月01日

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