アレン・エスケンスの作品一覧
「アレン・エスケンス」の「あの夏が教えてくれた」「過ちの雨が止む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アレン・エスケンス」の「あの夏が教えてくれた」「過ちの雨が止む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
〜偏見はあるに決まっているんだ。大事なのは、その本能を理解し、それと闘うことなんだよ〜
驚いた!
先日読んだ月村了衛さんの『対決』にも似たような言葉が書いてあった
方や日本人作家が女性差別について書いた物語、方やアメリカ人作家が人種差別について書いた物語
まず闘うべき相手は自分自身なのだ
2つの物語はそんなことを訴えているのではないだろうか
誰の心にも「差別」は潜んでいるのかもしれない、それはある意味自分を守るところから発しているとも言えるからだ
自分といや自分たちと違うものを恐れ遠ざけるために過剰に攻撃的になっている
そんなところから「差別」は生まれているかもしれないのだ
「差
Posted by ブクログ
・あらすじ
1976年のアメリカ、ミズーリ州が舞台。
黒人差別が色濃くのこる田舎町で暮らす15歳のボーディ。
学校にも馴染めず、母親とも距離がありいつも一人で孤独に過ごしていた。
そんな中、町を牛耳るハルコム一族が工場長を務めるライク工業に新たに黒人の工場長が就任し、一家はボーディの隣に引っ越してくる。
一家にはボーディと同い年の男の子がおり、二人は徐々に共に過ごすようになる。
謎の隣人ホーク、ライク工業の黒人女性の失踪事件、過激な白人至上主義団体…一夏の少年の成長譚。
・感想
この手の回顧録的な作品めっちゃ好き…解説にもあったけどまさに私の大好きなロバートマキャモンの少年時代と同系統の話
Posted by ブクログ
著者アレン・エスケンスは、元は弁護士であったが後に作家となった人である。2019年翻訳され話題となった『償いの雪が降る』から四作目となる本書は、ダブル主人公で描かれた第三作『たとえ天が墜ちようとも』で主人公の一人を務める弁護士ボーディ・サンデンの少年時代を描いたものである。
冒頭に作者による注記があり、この作品は1991年に書き始められたが完成を見ず、その後既存の5作品(邦訳は3作品のみ)の後に、再度チャレンジして書き上げることができたという、ある意味、作家人生を賭けた渾身の力作であり難作であったらしい。
本書の主人公は前期の通り少年時代、つまり15歳のボーディ・サンデンである。と同