藤木桂の作品一覧

「藤木桂」の「本丸 目付部屋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人
    続巻入荷
    4.0
    1~14巻770円 (税込)
    権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く清々しき十人の侍たち 仮令、老中の事たりとも、非曲あらば言上すべし── 「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付の非道と対決する。 「武家の鑑」目付の活躍! 早朝、大名の行列と旗本の一行がお城近くで鉢合わせ、旗本方の中間がけがをしたのだが、手早い目付の差配で、事件は一件落着かと思われた。ところが、目付の出しゃばりととらえた大目付の、まだ年若い大名に対する逆恨みの仕打ちに、目付筆頭の妹尾十左衛門は異を唱える。さらに大目付のいかがわしい秘密が見えてきて……。正義を貫く目付十人の清々しい活躍。
  • 武士の情け 本丸 目付部屋12

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    テレビドラマの企画、脚本を経て本格時代小説を描き始めた作者のシリーズ12作目。

    今回も大満足の大好きなシリーズ作品。

    江戸城でめつけしゅう10人を束ねる筆頭妹尾十左衞門。
    今回の事件に当番目付けに、自身が大身旗本で武家の有様を何より重んじる小原孫九郎が現場に赴いたことにより、目付け衆が気をもむ様が微笑ましくその信頼感を寄せる様子が読んでいて読者がつい一緒に心配してしまう。
    弱者についつい贔屓目を持ちがちな小原だが、その実自分を知っていて「目付け公平」に苦心し難問を解決に向かわせる。

    はたまた、目付けの前身が勘定方に長く勤めた佐竹が担当した事案。数多くの村々を丹念に歩き体を壊してしまう。だ

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    2022年09月19日
  • 下座見の子 本丸 目付部屋13

    Posted by ブクログ

    江戸時代の江戸城の内側が知れて、しかも目付の仕事ぶりと、今昔代わりなく通づる上司と部下の信頼の中で務めを極める男たちのお話のこのシリーズ。

    こんかいも、中老や老中と言った大きな武家と仕事を通して自分たちの真理を通そうとする目付け衆の働きぶりが心地よい。

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    2023年05月11日
  • 幕臣の湯屋 本丸 目付部屋11

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    本丸目付け部屋の十人集は私にとっても、ヒーロー。
    心を砕き禄高が低くとも、目付けの正義を貫こうと一生懸命に働く。

    今回は、拝領屋敷の領地替え騒動の事件に。

    今回から田沼意次が中老の中に参加。
    これから、何が起こるか?
    そしてその人となりはどう描かれるか?たのしみ。

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    2022年05月21日
  • 功罪の籤 本丸 目付部屋10

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    この本丸目付け部屋シリーズは、作者のデビュー作ではあるものの、素晴らしいシリーズに育っている。
    当初から、目付けという、幕府の真っ当な幕臣である武家を見張り正しく導くものとしてのその仕事は、禄が低くとも、決して正論を曲げずに主張しなければならない。
    そしてそこには性格も身分も様々な10人が合議で結論を導かねばならない。

    目付けを構成する10人の人格の魅力も十分に、筆頭と呼ばれる妹尾十左衛門の魅力的な人物像が光る。
    素晴らしい会社を構成する社員の妙と同じようなこの群像劇は、時代小説でありながら現代にも通じる魅力を持っている。

    こんかいも、人情味もあふれる捜査に感動。

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    2022年01月23日
  • 千石の誇り 本丸 目付部屋9

    Posted by ブクログ

    江戸市中では野良馬、野良牛がいたそうだ。
    生類憐れみの令関連と、幕府で調教する名馬ばかりが逃げた事件と、そこで起こった殺人事件。

    番かたに新しく入った二人をめぐる事件。

    寺の葵の御紋を狙って壊した御家人風のグループ。
    貧しい藩、熊本肥後。それが藩主自らの大改革で、上向きに。その顛末を書いた本があるという。「肥後政談」は誰も本物をみたことがないのだが話題に登り、高値をつけるまでに。
    どうも写本をめぐり、何やら犯罪の匂い。

    今回も目付衆の活躍が潔く清々しい。

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    2021年10月05日

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