桃崎有一郎の作品一覧
「桃崎有一郎」の「平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存」「武士の起源を解きあかす ──混血する古代、創発される中世」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「桃崎有一郎」の「平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存」「武士の起源を解きあかす ──混血する古代、創発される中世」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
武士の起源は何だろう?そんな疑問に正面からぶつかっている意欲作です。僕が学生の頃「生産力の向上で富の余剰が蓄積されると、その奪い合いの争いが起こる。その中で地方の富裕な農民、中でも年貢の納入を請け負う名主が荘園の中で成長し、土地や財産を自衛するために一族で武装し、武士になった。彼らは律令国家の諸矛盾の中で草深い田舎に生まれ腐敗した中央の貴族政治を克服して中央社会を切り拓いた」こう習いました。しかし、ここに書いてあることのほぼ全てが嘘だと著者は述べています。その時点で本に引き込まれました。またある学者は「都の衛府から生まれた」と言いますがそれも違うと論じてます。では武士の起源はどこにあるのか。そ