シャウル・シンゲルの作品一覧
「シャウル・シンゲル」の「アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「シャウル・シンゲル」の「アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
イスラエルについて、宗教的、歴史的位置づけくらいしか知らなかったが、その特殊性故に、ITをはじめとするベンチャーが多数輩出されることにつながったことがよく理解できた。
また、わずか半世紀あまりの間に世界各地から移民してきたユダヤ系の人々からなる社会、今も世界中に分散するユダヤ系の人々とつながっている民族の連携、周辺各国から頻繁に軍事的攻撃を受けている人口わずか700万人の国家というものを、内部から現実として描いていて、とても興味深かった。
2年間の徴兵制があり、その後も予備役として毎年一定期間兵役に戻るシステムのために、業界・社会階層を超えた人脈や連帯感が生まれている。
国土も人口も少なく
Posted by ブクログ
イスラエルにおける豊富なベンチャー起業の背景を解説した本。国民徴兵制の中で生まれる濃い人間関係、エリート部隊の存在。上下関係なく議論を行い、失敗を厭わない国民性。国が中心となったヨズマ基金によるベンチャーキャピタル。帰ってくるユダヤ人達。その中に占める技術者の比率の高さなど。また、異なるテクノロジーをマッシュアップする活発な動きなど、いわゆるオープンイノベーションを実現している点は感銘を受けた。
特に徴兵制を採用しているイスラエル、シンガポール、韓国の3国を比較しているくだりは成る程と思わせる。また、イスラエルの今後についても地政学的リスク、頭脳流出の可能性など、冷徹に整理している。
0
Posted by ブクログ
今どきのビジ本っぽいタイトルになっているけれど、その内容は『イスラエルの作り方』とも言えるもの。
なぜあのような小国がこれほどのプレゼンスを持っているのかを、具体例を挙げながら(やや冗長気味に)解き明かしている。ポイントはいくつもあるけれど、中でも重要なのは軍の存在。そこで共に時間を過ごした横のつながりが大きくものを言っている。さらに、軍を持っている他の国と大きく違うのは、上下関係の厳しさに縁がないということ。規律を守りつつ、自己主張はする。小国ならではの国家戦略は、こんなところにも垣間見える。
では、軍を持たない日本は見習うべき点はないのかというと、決してそんなことはない。一人が何役もこなす