佐川恭一の作品一覧
「佐川恭一」の「清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた」「就活闘争 20XX」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐川恭一」の「清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた」「就活闘争 20XX」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
現代に現れた太宰治。
拗らせた自意識。
出口のない煩悶。
人に言えぬ苦しみ。
今どき流行らない、かと言って、いつかの時代ならポピュラーであったということもない、ひた隠しに隠したい思いを、思うさまぶちまける。
素晴らしい。
「この舞踏会から逃げ出すことはできない。出口はない。ダンスの優れた者だけが評価され、評価された者が次の世代を評価する。評価されなかった者に存在価値はない。価値はなくともダンスはやめられない。誰も認めることのないダンスを倒れるまで踊らなければならない。あなたは倒れる。向いてもいないダンスを嘲笑われ、馬鹿にされ、いいことなど一つもなかった舞踏会場の端で、血と汗にまみれて倒
Posted by ブクログ
くっだらない。
笑えるほどくだらない。
久しぶりにしょーもなくて笑えた。
多分多くの男性は、物心ついてしばらく童貞で、程度の差こそあれ、拗らせていて。
でも、そうでなくなったら、そんなことはほとんど忘れて毎日過ごしているものだと思うけど。
いい年して、しっかりそこをほじくり返す筆者の力には刮目した。
学歴もそう。
高校名や現役、浪人、多浪生。
アホみたいにこだわって、撫で回す登場人物は、アホだが、可愛い。
忘れた顔してるけど、割と多くの人は、過去こだわった時期があって、どっか甘酸っぱい思いを味わえるのではないか。
社会人になってからの階級はあんまり笑えないしね。
素晴らしい。
Posted by ブクログ
目指せ芥川賞受賞!小説版ゲームブック。
1章読むごとに提示される、主人公の次なる行動の選択肢。読者は選択肢の中から展開を選んで、指定された章へと読み進めていく。
最短ルートで芥川賞を受賞できた場合、この本を読み終えたといえるのか心配したけど…、そんな心配は全く無用だった。
痛恨のゲームオーバーを繰り返し、一度はエンドレスループも迎え、なんとか芥川賞受賞…!
でもさまよいすぎて、どの流れだとうまくいくのかすでに思い出せない…。
最終的に、芥川賞を受賞する意義に疑問さえ感じはじめる。人生、落とし穴だらけ!
佐川さんのほかの作品でも感じたけど、女子に対して顔面至上主義を徹底してるのはあえてなのか…