ティリー・ウォルデンの作品一覧
「ティリー・ウォルデン」の「are you listening? アー・ユー・リスニング」「スピン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ティリー・ウォルデン」の「are you listening? アー・ユー・リスニング」「スピン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
フィギュアスケート選手をやっていた12年間の少女時代を振り返ったアメリカの女性漫画家の作品。
コマ割りは基本的に正方形か長方形。
日本の漫画のような多種多様な形ではない。
スヌーピーの長い話の時もこんな感じだった気がする。
この淡々としたコマ割りが、メランコリックな青春を淡々と写しだす、静かでいて青春時代特有の痛みを表現していると思う。
単純化された絵だけれども、その表情やしぐさに、物語の背景や人間関係がきちんと描かれているのが素晴らしい。
自動販売機に映る自分の影の1枚絵に、筆者の孤独、不安が表現されている。
饒舌に語ることなく絵だけで自分自身の曖昧さを表現する筆者の力量。
家族と
Posted by ブクログ
著者のメモワール的なグラフィックノベル。
一年生から高校生まで12年間フィギュアスケートとシンクロスケートの選手だったティリー。心の底からスケートが好きだったわけでもなく、競い合うことが好きだったわけでもないのに、なぜかやめられなかったし、つらい早起きをしていつも出かけていた。
5歳のころから、自分がゲイであると自覚していたティリーは、さまざまな女の子に恋をしながらそれを秘めてひとりで葛藤してきたが、高校生になってついにカミングアウトする。そんなティリーは、しだいに、スケートリンクよりも、高校の美術室――美術仲間はティリーがゲイであることを少しも気にしない――に、居場所を見いだしていく……
Posted by ブクログ
久々に漫画らしきものを読みました。
5歳から17歳までの12年間、フィギュアと
シンクロナイズドスケートをしていた著者の
自伝的作品。
通っている学校でのいじめ、
シンクロの仲間たちとの少し窮屈なやり取り
初めてできたガールフレンド(著者はゲイです)
スケートの先生、チェロの先生に影響を受け
著者は成長していきます。綺麗なだけの話ではなく
ありのままの10代の著者が描かれていました。
フィギュアというだけあって描かれる軌跡が
興味深かったです。
10代をこの1冊に詰め込んでいるので
細かい描写は少ないもののとても印象的な本でした。