作品一覧

  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖
    3.8
    1巻891円 (税込)
    離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇(パイリウスー)。異母妹の見合いに同行したところ英国育ちの青年実業家に見初められてしまう「傾城の恋」。封鎖中の路面電車のなかでの男女の行きずりの恋を描いた「封鎖」。占領下の香港と上海が舞台の恋物語と自伝的エッセー「戦場の香港」ほかを収録。
  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖

    Posted by ブクログ

    淡々としつつ雅な文体
    アジアの小説にハマっているので、中国文化の端っこに触れることができておもしろかった。
    淡々としているけれど雅、というのはご本人の技量やスタイルであるのはもちろんのこと、上海という土地の影響もあるのではないかと思った。

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    2022年09月23日
  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖

    Posted by ブクログ

    張愛玲。中国の作品に興味がなかったワタシが梁朝偉を大好きになって世界が広がったタイミングでこの作家を知った。こつんこつんと心のどこかをずーっと叩かれたいるみたいな文章だと思う。好きな気持ちだけじゃ愛は獲られないんだよねーってわかるわかるって思うような。そしてエッセイにしても、家族の重さみたいのがあってそれも考えさせられる。同じアジア圏だから余計にそう感じるのかもしれないし、女の人の気持ちだからかもしれないし。世界って本当に偶然と必然のバランスで出来ていると思う。他の作品も読んでいきたい!!

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    2018年07月24日
  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖

    Posted by ブクログ

    ボキお子ちゃまだから……昼ドラやん?という印象がつおい。が、表題作前後のエッセイに痺れ、その順番に感嘆しとるので、オトナモードに切り替えできたタイミングで読み直したいと思います。

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    2018年06月17日
  • 傾城(けいじょう)の恋/封鎖

    Posted by ブクログ

    中国出身の友人に勧められて読みました。
    当時の中国の社会背景などが分からないので、堪能しきれないところもあったかもしれません。とはいえ、不安定な国の状況や戦争などの影響でラブストーリーも直球とはいかず、今あるこの状況はいつ壊れてもおかしくない、甘くない現実も目を逸らさず見ないと行きてはいけないという登場人物=作者の心情がひしひしと伝わってきたように思います。

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    2019年02月06日

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