アサヒナヒカゲの作品一覧

５巻故基本構造は割愛。
　整備した部隊を率いて領村に出没した魔物討伐からの流れを描いた巻。
　軸足はしっかりヒロイックファンタジーに乗せ、英雄譚好き読者もエッチ展開に釣られた読者も引っ張ってゆく。
　夜の営みパートにSっ気が見られ平素のキャラからの乖離が感じられなくもないが、『性豪』スキルの所為と、この手の作品の「定石」による所で仕方ない部分か…。
　エロシーンの多い話の扉絵は着衣のヒロインのスナップで、シリアス路線でエロ展開の薄い話では、ヌードデザインの扉絵で、英雄譚とエロ両方の読者への配慮も面白い。

　４巻故基本構造は割愛。
　エッチネタを仕込みながら、コメディにならないバランスを保ちつつ、しっかりした設定とシナリオ展開を維持していくのは、なかなか難しいと思うがそういう視点でも読みごたえがある作品。
　前巻ラストからの展開が落ち着き、新たな局面へ。
　ゲーム的な世界観も相まって、よくできたエロゲーのような、エッチな描写と世界設定と物語がしっかりかみ合っているように感じた。
　エロゲーほとんどやったことないが、よくできたエロゲーはすごいらしいのできっとこんな感じなのでしょう。
　エロいだけじゃないのが〇

次は、どうなっていくのかな？

柚実さんと佑希くんのセフレ的な関係に、陽キャな麻里花さんが絡んでくることによって、２人に新たな感情が湧き上がってきます。地味な柚実さんと陰キャな佑希くんの２人だけの話なら、お互いが割り切ったつもりで、相手を思い遣っているつもりで、波風は立たなかったのでしょうが。しかし、気づかないふりや誤魔化しは、いつまでも続かないでしょう。

ん〜

最早何が何やら…ナニか、ナニなのか…(-_-;)
ハーレム王に、オレはなる！！
『ヤリヤリの実』を食べたのですね…

引っ掻き回すようで、実はみんなのことを考えていた伶奈の行動には脱帽。今までの行動は三人の関係を探っていたということだろうか。

麻里花も柚実も段々と佑希に対しての気持ちを抑えられなくなってきている描写も良かった。ラストにはお互いにそれぞれの事情を知ることになったから、これからの展開がどうなるか。続きが早く読みたい。

それにしても麻里花が佑希と柚実の関係を知ってしまったことで、タイトルがその通りではなくなってしまったわけだが…。