櫛木理宇の作品一覧
「櫛木理宇」の「捜査一課強行犯係鳥越恭一郎」「コミック鵜頭川村事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「櫛木理宇」の「捜査一課強行犯係鳥越恭一郎」「コミック鵜頭川村事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2012年『ホーンテッド・キャンパス』でデビュー。同作は第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。また、同年『赤と白』で第25回小説すばる新人賞を受賞している。『ホーンテッド・キャンパス』シリーズ、『赤と白』、『寄居虫女』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
映画を途中まで見て、断念したのもあってあんまり期待していなかった。
何より、この作品にたどり着くまでに同作者の作品を何日も続けて読んでいて、作者の傾向?みたいなのにちょっと飽きつつあるときに読んでしまった。だからほんとにあんまり期待はしてなかった。
でもめちゃくちゃ面白かった。ナニコレ!早く教えてよ!
自分の好きな作品の傾向にどんでん返しとか、後味悪いとか、人間怖い!とかがあるんだけど、そのすべてに当てはまる作品だった。
騙されないぞと思いながら読んでいるはずなのにだんだん騙されていくのが怖かった。最後もしっかりゾッとした。
自分は結構読んだ作品の内容とか時には犯人すら忘れることが多いけど
Posted by ブクログ
序盤の、女性たちに付きまとう老人の不気味さが半端なく、オカルト的なホラー小説なのかと思うほど。
老人の目的が不明というか、ただの快楽目的っぽく、何を考えてるのかわからないため、いつどこで襲われるか予想がつかない恐怖感も相当強く感じます。
加えて、過去の類似事件や被害者の関係者などの要素が多くて複雑で、序盤はそれらがどのように収束していくのかがとても気になります。これらが徐々に紐解かれ、事件の関係性が明らかになっていく流れは、常に先のページを気にさせてくれる求心力がありました。
そうした半端ない恐怖感・緊迫感と、少しずつ明らかになっていく真相、そして最後の最後まで引っ張る未解決要素(佐坂と
Posted by ブクログ
「死んだほうがましだ」は真っ赤なシグナルだった。「死にたくない」はあざやかなエメラルドグリーンだった。
そう90ページで思いを馳せるのは《彼》だ。
厭に詩的な、それでいて場違いな言葉だなあと印象に残っている。
前作の【殺人依存性】で嫌という程の《絶望》を叩きつけられた私が手に取ったのは本作、【残酷依存性】だ。
やはり櫛木理宇には「もう嫌だ、読みたくない」と思わせながらも中毒性があり私を離してなどくれないカリスマ性がある。
否、離してくれないとは思い上がりも甚だしい。
私はこの天才小説家、或いは彼女の描く世界に、彼女が伝えたい《現実》に打ちのめされることに、心酔してしまっているのだ