レイ・ブラッドベリの作品一覧
「レイ・ブラッドベリ」の「万華鏡 ブラッドベリ自選傑作集」「とうに夜半を過ぎて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「レイ・ブラッドベリ」の「万華鏡 ブラッドベリ自選傑作集」「とうに夜半を過ぎて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最初どうしてもイメージできない描写がひたすらに続き、これ読み切れるかなと心配していたのだが年代が進むにつれて加速度的に読みやすくなる。でも文明のうつろいを描写で感じることになるとは……。
「優しく雨ぞ降りしきる」のスピード感と「火の玉」における信仰対象への解釈の話がいっとう好き。こういう話、自分で思いつきたかった!というタイプの面白さ。
私にはまだ言語化が難しいところがたくさんあるのだが、先に同作者の華氏451度を読んでいたのでこの辺りは作者のテーマなのかなと思った。たまに殴りかかるような風刺が飛んでくるのでまったく油断できない。
ホラーっぽいなこれ…という描写もちょくちょくあったが、巻末の
Posted by ブクログ
火星がどんな風に侵略されたか、地球はどんな状況なのか、地球人は何を考え火星へやってきたか、それらをいくつもの短編を読んでいくことで把握できるようになっているのが面白かった。喉元にナイフを突きつけられたような恐怖を味わう話もあったし、心を押しつぶしてくるような話や、詩的で美しい話もある。
目線が変われば見えてくるものも違っていて、それぞれの立場で真実を見せてくれるのが良い。これが一人の主人公の語りであれば偏った情報しか得られないからだ。
いくつか印象的な短編があった。第三探検隊が懐かしさの中で殺された話。地球人の愚かさに抗おうとしたスペンダーの話。火の玉に出会った神父たちの話。死んだ家族を造った
Posted by ブクログ
暗黒世界を生きる主人公が世界に違和感を覚え、体制に反逆・逃亡するというディストピア小説の典型といえるプロット。現代を生きる我々に対する警鐘ともとらえられる普遍的なテーマのメッセージ性がある。
私が読み取った二つのメッセージは「無知が愚かであること」「読書の価値は高い」ということだ。無知であればあるほど支配に気づけない、一方で知識は生涯の最も大きな武器になり得る。特に社会のシステムなどにおいて無知であると損をする日本でうまく生きていくためには知識を得て「賢く」なる必要がある。
また、近年SNSであふれかえっているショート動画を、無意識に何時間も眺めてしまっている経験をしたことのある若者も多か