宮沢輝夫の作品一覧

「宮沢輝夫」の「秋田犬」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 秋田犬
    3.0
    忠誠、頑固、質実剛健……世界を夢中にさせる「孤高の日本犬」のすべて いま、秋田犬が世界的なブームとなっている。 凛とした佇まい、「忠犬ハチ公」に象徴される忠実な性質……そんな特徴が評価され、大人気となっているのだ。 プーチン大統領「外見はかわいくとも真剣な犬なので、常に尊敬の念を持って当たらなければならない」。 ヘレン・ケラー「他の犬には絶対に同じだけの優しさを感じることはない」。 リチャード・ギア「高潔な日本の犬」「孤高の秋田犬」。 白鵬「日本の国技は相撲、日本の国犬は秋田犬です」。 ……秋田犬に特別な思いを寄せる海外の著名人は、枚挙に暇がない。 実際、ロシア、アメリカ、ヨーロッパなどでは秋田犬の飼育頭数が順調に増え、日本をはるかにしのいでいる。すでにイタリア1国だけで、年間出産頭数は日本を上回っているほどだ。ペットブームに沸く中国でも秋田犬は大人気。1頭1千万円以上で取引されるケースが出ているほど過熱している。 その一方、秋田犬は日本の天然記念物であるにもかかわらず、日本国内では飼育頭数が減少の一途をたどり、存亡の危機に瀕している。 秋田犬はどのようにして日本で誕生したのか、戦前・戦時中に直面した「犬種」としての危機、戦後の長い「復元」の道のり、そして「忠犬ハチ公」の真実とは?
  • 秋田犬

    Posted by ブクログ

    実はハチ公の章しか読んでいないのですが、思いは少々複雑です。彼は思いの外幸せで充実した生涯を送った。それで良いではないか、と思います。
    ハチ公の生い立ちを秋田犬の育成の振興や国策としての忠義心の涵養に利用した人間がいた。ハチ公は現代の秋田犬の血統基準では純血種に当たらないかも知れない。ハチ公は帰らぬ主人を待つためだけに渋谷駅に通ったのではなく、昔主人と共に口にした駅前の屋台の焼き鳥の味を愛していた。また、その秘めた腕っぷしの強さで勝ち取った渋谷駅前というテリトリーを守るために居続けた。本書にはそうした知られざるハチ公像と申しますか、知ってみれば「なあんだ」な感じのハチ公像が描かれています。

    0
    2018年02月13日

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