エリザベス・ベアの作品一覧

「エリザベス・ベア」の「スチーム・ガール」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • スチーム・ガール
    3.7
    1巻1,222円 (税込)
    飛行船が行き交い、甲冑型の巨大な蒸気機械が闊歩する港町ラピッド・シティ。天涯孤独の身であるカレンは、ゴールドラッシュに沸くこの町の高級娼館で“縫い子”として働いている。そんなある晩、町の有力者バントルに追われる少女プリヤが、モンシェリに飛びこんでくる。カレンはプリヤに強く惹かれ、彼女を守ろうとするが、バントルは怪しい機械を操ってプリヤを狙う。さらに、町には娼婦を狙う連続殺人鬼の影も……。カレンは蒸気駆動の甲冑機械を身にまとい、娼館の女たちと共に立ち上がる! ヒューゴー賞作家が放つ傑作スチームパンクSF。
  • スチーム・ガール

    Posted by ブクログ

    決して面白くないわけでは無い作品なのだが、
    タイトルから想像するに、サクラ大戦(帝国華撃団)的な
    蒸気で駆動されるパワード・スーツ同士の集団白兵戦の描写を
    勝手に期待していたので、予想外に地味な展開に肩すかしを食らったかのような読後感。 
    でも、ゴールドラッシュ時代のアメリカの雰囲気が楽しめたので良しとしよう。

    *** 追記 ***
    そういえば、日本語の『みしん』とは、
    英語の“Sewing Machine”の“マシン”が訛ってできた
    和製英語でしたね。
    だから語源的には、ミシン(Machine)が
    パワードスーツに変形しても問題ないとの理屈なのかしら。

    0
    2021年08月12日
  • スチーム・ガール

    Posted by ブクログ

    久しぶりの小説。

    蒸気機関が異常発達した1900年台初頭(?)のアメリカが舞台。SFではあるものの、SF描写そのものよりも登場人物の心理描写、特に主人公の少女カレンと少女プリヤの恋心への描写がすばらしい。

    0
    2018年08月26日
  • スチーム・ガール

    Posted by ブクログ

    蒸気機関で動くミシンがモビルスーツ代わりに武器として使うことが出来る19世紀のアメリカが舞台。
    売春宿や黒人保安官や中国人やゲイが主要な登場人物を占めていて、マイノリティばかりを描く独特な描写だ。
    蒸気歩行ミシンが活躍するシーンはちょっとだけなので、殆んどはストーリーと小物のガジェットで楽しむスチームバンクだ。
    面白いけど少し長い。
    設定命と言うわけでもないが、設定を活かしきれているとも言い難い。ビミョーな作品。

    0
    2018年04月16日
  • スチーム・ガール

    Posted by ブクログ

    19世紀後半のアメリカ北西部の港町をモチーフにしたスチームパンク小説。
    ラピッド・シティの高級娼館モンシェリで働く主人公カレンが、別の娼館から足抜けしてきたインド人の美少女プリヤをかくまうところから物語は始まる。
    カレンはプリヤに一目惚れしてしまい、プリヤのために彼女の妹を救出しようとして……っていうお話。
    スチームパンク小説なので、いろいろなアナログガジェットが登場するんだけど、なかでも注目はカレンが乗り込む甲冑型ミシン!(いったいどんな構造なのー?)
    この小説の世界では、甲冑型の機械っていうのはごく普通の工業製品で、甲冑型ミシンもそのひとつ。
    ただ、モンシェリのミシンは、カレンの仲間にして

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    2018年01月03日
  • スチーム・ガール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトル通り、スチームパンク×少女たちの物語。なのだが、思ったよりもスチームパンク(SF)要素は少ない。キャラクターはどのキャラも魅力的で、ストーリー後半は怒涛の展開、まさに冒険活劇といった印象。終盤のカレンとイリヤの関係性がとてもよい。あとは、縫い子という表現が新鮮で面白かった(縫い目を解かせる、試着する、などが印象的)。あとはダイナマイトを差し込む(比喩ではなく)も笑った。 SFというよりは、アクション、そして少しの百合の要素が強いような感じ。

    0
    2022年01月16日

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