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作品一覧
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3.8千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。 亜紀の息子・小太郎が通う旭ヶ丘小学校の6年2組でも、クラスメイトの女児が失踪するという事件が起きていた。 事件後に休職してしまった担任に替わり、小太郎のクラスの担任を引き継いだ長谷川祐介は、クラス委員長の倉持莉世から、クラスの転入生の母親が犯人だという推理を聞かされて戸惑うが、今度はその莉世が何者かに襲われ意識不明の重体となってしまう。 特定のクラスの周辺で立て続けにおきる事件の犯人は同一なのか、またその目的とは。 【電子版特典】 著者直筆メッセージ
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3.8「最悪だ。もう逃げ場がない」三人三色の人生が転落しながら絡み合う、絶叫的ミステリー。 【話題作『悪い夏』『正体』を超える切迫感!】 仕事は順調、東京でシングライフを謳歌する30代女性が始めた不穏な恋愛。下校中、不良に堕ちた元級友に再会した、とある北関東の高校生。老朽化したラブホテルを継ぐが経営不振に陥った静岡県在住の中年男。 刹那な現代をサバイブしながらも、孤独を胸底に抱える者たちの欲望に駆られた出会いは、彼らをまっさかさまに谷底に突き落とす。 圧倒的な言葉の迫力! 予測不可能な滅茶苦茶な展開の数々。絶望の淵で思わず涙腺が緩む。 岩谷翔吾(THE RAMPAGE・ブックレビューサイト「岩谷文庫」執筆) 「いい気味」か「かわいそう」か? 彼ら自身が招いた命からがらの転落劇。滅茶苦茶なんだけど最低じゃない! ―吉田大助(書評家) 予想外の読後感! 転落人生の奇蹟の交錯が閉塞感に風穴を開ける、これぞ染井マジックというべき快作。 ―宇田川拓也(ときわ書房本店)
ユーザーレビュー
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匿名
購入済み一気に読んでしまった‼️
寝しなに読み始めたら一気に読み終わってしまいました。
すごく面白かったです。
この作者の方の本がもっと読みたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正体が面白かったので読んでみた
染井さんの最新作
後味がすごく良い
(ハーピーエンドでは決してないし、バットエンドかと言われるとそうでもない、誰が幸せになったわけでもない、相手を想い、許す許さない関係なく、最後のエピローグ含めて多くの想いが絡み合って終わるところが、表現し難い後味の演出になってるのかしら)
途中から石神がマイキーにしか見えなかったがw
英介と石神の心理戦(読みあい)は、頭の良さ、鋭さ、天性の嗅覚が絡み合って、仕掛け合いのところは非常に面白かった
復讐する側、される側だけの話ではなく
警察内部も、そりゃあるよなの内通犯との最後の絡みも、私は気付けませんでした
京子の妹設定は -
Posted by ブクログ
変わらない毎日、変えられない日常の中に、異質な人物がふと現れて、これまで常識だと思っていたことが必ずしもそうではないと気づかされる物語でした。
脱獄した死刑囚が名前と姿を変え、逃亡を続けます。
この逃亡劇は、死刑囚の視点ではなく、逃亡先で出会った人々の心情によって語られていきます。
死刑囚だと知らずにミステリアスな青年を受け入れる人々。
彼らがいつ青年の「正体」を知るのか、ハラハラしながら読みました。
そして、脱獄した死刑囚という情報を知るわたしたち読者も、さらにその先にあるはっきりした「正体」は、わかりません。
読み進めるうちに、脱獄犯への感情移入は強くなっていきました。
「事件解決」と