作品一覧

  • メノン
    4.2
    「徳は教えられうるか」というメノンの問は、ソクラテスによって、その前に把握されるべき「徳とはそもそも何であるか」という問に置きかえられ、「徳」の定義への試みがはじまる……。「哲人政治家の教育」という、主著『国家』の中心テーゼであり、プラトンが生涯をかけて追求した実践的課題につながる重要な短篇。

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  • ソポクレス オイディプス王
    4.2
    1巻572円 (税込)
    オイディプスが先王殺害犯人の探索を烈しい呪いの言葉とともに命ずる発端から恐るべき真相発見の破局へとすべてを集中させてゆく緊密な劇的構成。発端の自信に満ちた誇り高い王オイディプスと運命の逆転に打ちひしがれた弱い人間オイディプスとの鮮やかな対比。数多いギリシア悲劇のなかでも、古来傑作の誉れ高い作品である。

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  • パイドロス
    4.0
    真実そのものの把握なしには真実らしく語ることさえ本来的に不可能であることを立証し、「哲学」の立場から鋭く当時の弁論術を批判したのがこの対話編である。本書はプラトンの代表作の一つであって、特に『ソクラテスの弁明』をはじめとする前期著作群を『テアイテトス』以降の著作に結びつけてゆく重要な役割を担っている。

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  • 国家 上
    4.1
    1~2巻1,320円 (税込)
    ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトンは、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけでなく、国家そのものを原理的に問わねばならぬと考えるに至る。この課題の追求の末に提示されるのが、本書の中心テーゼをなすあの哲人統治の思想に他ならなかった。プラトン対話篇中の最高峰。

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  • ソポクレス オイディプス王

    Posted by ブクログ

    ずっとドキドキしながら、目を見開いて読み切ってしまいました。
    王が問い詰める場面では、ああああ、その辺でやめとこうよ…なんてつぶやきながらハラハラハラハラ。
    あぁ舞台で見てみたい!

    0
    2023年12月02日
  • ソポクレス オイディプス王

    Posted by ブクログ

    ある程度あらすじを知っていても抜群におもしろい。

    テーバイの王オイディプスが国の危機を救うための神託を受け、災厄の原因を突き止めることから明るみになる真実。

    自身の素性の秘密、父親殺し、妻であり母でもあるイオカステとの交わり。

    これほどの悲劇があるだろうか。

    ギリシャ悲劇ハマりそうです。

    0
    2023年09月15日
  • 国家 上

    Posted by ブクログ

    プラトンの本に対する書評などおこがましいので、書評ではなく純粋な読書感想を思いつくままに述べたいと思います。本書は1000年後も読み継がれている名著だと思います。

    *日本語訳が読みやすいです。難しく、かつ微妙なニュアンスの表現をうまく日本語にされていて、本当に読みやすかったです。また巻末の解説が極めて有用でした。あの解説がなかったら理解度はかなり低くなっていたと思います。

    *本書は「国家」という題名ですが、まず正義とは何かという命題からはいります。そしてそれを深掘りする過程において、理想の国家像を描き始めるということですが、テーマはかなり広く感じられます。ただ読み終わって改めて思い返すと、

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    2023年04月26日
  • ソポクレス オイディプス王

    Posted by ブクログ

    最初にいつ読んだのか覚えていないのですが、そのおかげで大変面白かったです。
    当然あらすじは知っているわけですが、かなり緊迫感を味わえました。
    特に第3エペイソディオン以降は、第2以前と比べて短く、テンポが上がるように感じるのですが、その中で悲痛な展開を畳みかけてくるのでたまりません。

    父殺しと母子相姦の運命。これ自体は合理的な設定ではないというのは、既にアリストテレスが『詩学』15章で指摘しているのですが、その運命の枠内において迫真の物語が展開されているのがすごいんですよね。
    オイディプスは、運命を覆すことのできない無力な人の子に過ぎないし、怒りによって他人(クレオン)を無実の罪で死刑にしか

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    2023年01月15日
  • ソポクレス オイディプス王

    購入済み

    オイディプス王

    あってはならない恋愛で、それが叶ってしまったことによる辛さ悲しさに共感する。西洋文学の中ではとっつきやすくページ数も少ないため読みやすいと思う。

    0
    2021年07月26日

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