山田正彦の作品一覧
「山田正彦」の「売り渡される食の安全」「子どもを壊す食の闇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山田正彦」の「売り渡される食の安全」「子どもを壊す食の闇」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
前安倍政権が「種苗法」という法律の改定案を
国会に提出して、2020年12月に可決されまし
た。
実は別名モンサント法と呼ばれ、他国では絶対
に受け入れられなかった過去を持つ法律なので
す。
その前に2018年4月には「種子法」も廃止さ
れてしまいました。
それは国が率先して、米、麦、大豆の苗を品種
改良したり、毎年安全な苗を農家に販売してい
るという農業の根幹です。
農家はそれらを植えて、コメなどを栽培してい
るのです。
この「種子法」廃止の理由は民間業者が参入
できるようにするという、なんとなくそれだけ
を聞けば規制緩和で良さそうに思えますが、
苗業界にはモンサントというメジャー
Posted by ブクログ
『タネは誰のもの』という映画に合わせて読んだ。この中に出てくることが映画では実際に映されており、両方同時に見ると、農業初心者にも分かりやすい。
遺伝子組み換えやゲノム編集などは報道にもなったから、よく覚えているが、種子法廃止や種苗法改正については噂程度でしか知らなかった。しかしながら、自分や今後の世代を育てる、命に直結する「食」の問題だったので、詳しく知りたいと思ってこの本も映画を見るのに合わせて手に取った。
私たちはどうやら自分が何を食べているのかもわからないようなものを食べさせれている社会を作り出してしまっているようだ。それを変えるのは自分たちだ。
Posted by ブクログ
著者は民主党時代に農林水産大臣を務めた。農家に育ち、400頭の牛を所有する牧場の経営者だったこともあるが、弁護士で政治家。盛りだくさんな内容を丁寧にわかりやすく並べて書いている。ほとんどはモンサントの話だが、現在の日本の農業政策や世界の潮流などもよく理解できる。
以下はメモ。
2018年4月に種子法が廃止された。食料農業農村政策審議会にも審議をかけず、パブコメも集めない。政府の強引さが目についた。農水省の奥原正明は農協解体派。「旧態依然の農林水産業は近代産業化されて最終的には農林水産省が必要とされなくなるのが理想」と言ってはばからず、農水官僚の仮面をかぶった経産官僚と言われた。同期の本川一善が