作品一覧

  • 定本 批評メディア論 戦前期日本の論壇と文壇
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    1巻1,738円 (税込)
    「論壇」「文壇」とは何か.日本において「批評」はいかにして可能か.言論を支えてきたインフラやシステムの生成過程にさかのぼることから再起動しなければならない.膨大な資料博捜に裏づけられた圧倒的な文体で知の基本構造をえぐり出す.注目を集める批評家による著書が,全面的な改稿をへて「定本」として再生する.

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  • 現代日本の批評 1975-2001
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    1~2巻1,562~1,672円 (税込)
    「批評とはなにか。それは戦後日本固有の病である」(東浩紀)。〈批評史の屈曲点〉から日本の批評はどう変容したか。「批評新時代」を希求する、気鋭批評家による格闘の記録!
  • 三木清文芸批評集
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    1巻1,617円 (税込)
    「哲学と文学とは根本において同じ問題をもっている。そのような問題は、例えば、運命の問題である。自由と必然の問題、道徳と感性との対立の問題である。」哲学者にして評論家の三木清はまた、稀代の文芸批評家でもあった。批評論・文学論・状況論の三部構成で、その豊かな批評眼を読み解く。
  • 三木清大学論集
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    1巻1,672円 (税込)
    「諸君の先ず身に着けねばならぬ武器は知性である。それが武器としては小さいものであるにしても、諸君の有する最小のものを抛棄しないことが大切である。」吹き荒れる時代の逆風の中、真理を追究する勇気を持ち続けた哲学者、三木清。時代の流れに大学は、学問はいかなる力を持ち得るか。学問論・教育論・制度論と補論の構成で、「大学」の真の意義を問う。
  • 三木清教養論集
    4.0
    1巻1,562円 (税込)
    「教養といわれるのは単に専門的乃至職業的知識のことでなく、人間が真に人間らしくなるために必要な知識のことである。」ファシズムが台頭する昭和初期の日本社会で、のびやかに思考し時代と共に息づく教養の重要性を説いた孤高の哲学者、三木清。読書論・教養論・知性論の三部構成で、その思想の真髄に迫る。
  • 三木清教養論集

    Posted by ブクログ

    初めて三木清の文章を読んだのだけれど、1930年前後とは思えない内容で驚いた。
    現代にも通じるもので、至極真っ当なもの。読んで良かった。

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    2021年11月16日
  • 三木清教養論集

    Posted by ブクログ

    この本には冒頭の「読書論」のほかに「教養論」と「知性論」も収録されている。1945年、拘置所で亡くなったこの哲学者の言葉に触れると、思わず、現代の私たちはどう見えるだろうか?などと思われてくる。
    「三木先生の時代にすでにあったことが今もより大きなうねりとなって続いているように思いますので、先生の言葉はこの時代の人にも理解されると思います」と伝えたい。だが、きっとそれをお喜びにはならないであろう。(コアラ)

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    2020年01月25日
  • 現代日本の批評 2001-2016

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    批評が忘れ去られようとしている世の中で、その忘れ去られようとしている過程を年代ごとに紐解いていき、悲観論で終わるわけでなく、時代の空気と格闘し、「観客=外部のアイデンティティ」の復興を模索する。まさに文中で東さんも述べている通り、スポーツと同じ構造だと思った。当事者性ばかりがクローズアップされるが、周囲にはプロになりたい人、アマチュアリズムでも持続する人(趣味の人とも言える)、熱狂的なファン、テレビなどでそれなりに楽しむ観客まで、さまざまな階層の人が世界を形成している。そういう息の長い哲学・理論で思考すること。それはどの世界に生きていても必要な事だと思う。教育の重要性、関わりの多様性、異質なも

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    2018年03月07日
  • 現代日本の批評 2001-2016

    Posted by ブクログ

    2000年代以降の批評空間を斜めに切った感じ。東浩紀の立ち位置が今まで以上によくわかった。浅田、中沢、柄谷、蓮見、宮台、東。大体こんなかんじでしょ。

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    2018年05月24日

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