作品一覧

  • パンセ(合本)
    -
    1巻3,630円 (税込)
    近代ヨーロッパのとば口に立って、進歩の観念を唱導し良心の自由を擁護しながら、同時に合理主義と人間中心主義の限界と問題性に鋭い疑問の刃を突きつけた逆説的な思想家の代表作。(I・II合本)
  • パンセ (上)
    4.0
    1~3巻1,254~1,584円 (税込)
    「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もか弱いもの、しかしそれは考える葦だ」綺羅星のようなフレーズがちりばめられたパスカル(1623―1662)の『パンセ』。早世した天才が書き残した草稿から成る遺稿集、モラリスト文学、キリスト教護教論……。謎に満ちた〈テクスト〉のありうべき姿を提示することを期した日本語版。(全3冊)

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  • パンセ (中)

    匿名

    購入済み

    宗教(キリスト教)の完全性の証明の為に
    人間の不完全性を考察する部分にパスカルの
    凄さを感じた。個人的にはこの部分だけでも
    読む価値があると思う。

    全体としてはキリスト教への擁護(?)の部分が多く
    日本的な価値観の中で育った身としては難解だが
    逆にしっかりとキリスト教の成り立ちを理解すれば
    更に意味のある作品だと感じた。
    またキリスト教を宗教的にも学問的にもしっかり理解している人が読めば更に大きな気づきがあるのではと思う。

    #深い

    0
    2024年03月23日
  • パンセ (上)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    パンセ上巻

    有名な人間は考える葦であるが収録されています。
    断片的な内容を収めたものとは知っていましたが
    パスカル自身の細かい説明がある訳ではないので
    直感的に理解できるものもある反面、当時の社会状況や
    宗教への理解がないと読みづらい部分も多いです。
    しかし、訳者の翻訳のうまさと注釈の豊富さで
    おぼろげではありますが理解する事ができました。
    パスカルの人間とはなんなのかと言う必死さを感じる事ができる名著ではないかと思います。

    #深い

    0
    2024年02月05日
  • パンセ (上)

    Posted by ブクログ

    ついにパンセが岩波文庫に。というわけでまずは上巻。
    短ければ一言、長くても数ページの断片の集まりなので、まとまりはない。それでも読み進めていくと、パスカルの思想がおぼろげながらに見えてくる。ようなそうでないような。
    面白いのは、形而上学的な神の存在証明を明確に拒否していること。そういうアプローチもあるのかと目からウロコ。

    0
    2017年01月28日

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