作品一覧

  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力
    4.0
    1巻990円 (税込)
    古代から要衝であり続ける大阪を調べまくりました。高低差の激しい地形、産業発展の歴史、ややこしい私鉄事情と沿線ごとの特徴、住民気質、キタやミナミなど街の成り立ちからディープサウスのスポットへ……。話のネタになるウンチクや雑学、古地図や錦絵、古写真も満載しました。「大阪って、こんなところだったんだ」「大阪には、そんな歴史もあるんだ」「大阪は、お笑いと粉もんだけじゃなかったんだ」と驚きもあるはず。歩き回って、あらためて見えた大阪の底力をご報告します。
  • 消えゆく横丁 ──平成酒場始末記
    4.0
    1巻880円 (税込)
    路地裏の狭い通りやガード下に赤提灯や電飾看板が並ぶ横丁酒場。そこには美食や清廉さから遠く離れた人間くさい空気が満ちていた。戦後の闇市を起源とするこれらの横丁も、平成に入ると再開発事業の対象となり、次々と撤去・解体されていった……。昭和と平成の激動の時代を背景に全国各地から消えていった、あるいは消えつつある横丁の生と死、そして再生を見つめた渾身の記録。文庫書き下ろし。
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史
    3.5
    1巻792円 (税込)
    東北に王朝が!? 「東日流外三郡誌」、歴史小説に大活用された「武功夜話」など、学術的に認められていない史料たち。図らずもそうなってしまうものもあれば、意図的に作り出されたものもある。その描かれた内容は、しかし、読む者を壮大なロマンへと誘う。「偽史」「奇書」といわれる書物を「もう一つの日本史」として、それらが書かれた時代と、それらがもたらした影響を交えながらブックガイドのスタイルで紹介する。また、異説や仮説を展開した人びとなど歴史をめぐるできごとにもスポットをあてていく。『江戸しぐさの正体』の原田実氏監修。第一章 超古代史(古史古伝) 竹内文書/富士宮下文書/上記/秀真伝/九鬼文書/物部文書/先代旧事本紀/天照大神本地/契丹古伝/東日流外三郡誌 ・歴史教科書の改定を余儀なくされた、旧石器発掘ねつ造スキャンダル事件  第二章 飛鳥時代から平安時代 日本國未来記/南淵書/金剛峯寺建立修行縁起/玉造小町子壮衰書/常盤御前鞍馬破/浦島子伝 ・九州説と畿内説が有力視されているが、現在も解明できない邪馬台国の所在地  第三章 鎌倉時代から戦国時代 成吉思汗ハ源義経成/弁慶物語/上嶋家文書/椿井文書/応仁記/陽軍鑑/越後軍記/武功夜話 ・最新の研究成果によって変更や削除が続く、教科書に掲載された偉人たちの肖像画 第四章 安土桃山時代から江戸時代  川角太閤記/史疑 徳川家康事蹟/会津陣物語/真田三代記/山田仁左衛門渡唐録/夷一揆興廃記/元禄世間咄風聞集/中山夢物語/南方録 ・凧揚げ合戦の起源はどこから来たのか? 『浜松城記』をめぐる真偽論争  第五章 まだまだある! 社会に影響を与えた奇書 慶安御触書/仙境異聞/中山文庫/霊界物語/日月神示/サンカ社会の研究/田中上奏文/江戸しぐさ/東方見聞録(とうほうけんぶんろく) ・「官製の歴史は必ずしも真実を伝えていない」異端の歴史家・八切止夫が目指したもの
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

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    大阪の歴史的背景から現代の地図を読み解ける。大阪のことに詳しくなれること間違いなしなので、お勧めできる

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    2024年05月06日
  • 消えゆく横丁 ──平成酒場始末記

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    いわゆる横丁と言われる街中の酒場を、80年代から呑み歩いた著者による取材。

    横丁の由来は様々だ。戦前の商店街が飲み屋街になった所、青線と言われた私娼街から横丁に発展した所、屋台の禁止令から集約移転して出来上がった横丁、様々なドラマがある。

    決して広いとは言えないエリアに、ぎっしりと集まったお店。狭小な店内、そこには人と人のふれあいであったり、びっくりするぐらい安いお店、名物女将、今にも崩れ落ちそうなバラック。酔客を引き寄せてやまない魅力がある。

    しかし時代の変化とともに、横丁は消えつつある。老朽化による防火的な問題、生活の変化により若者が酒を飲まなくなってきた問題、夜サラリーマンの一杯が

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    2021年07月18日
  • 消えゆく横丁 ──平成酒場始末記

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    横丁レッドデータブック。首都圏だけでも人生横丁、百軒店、彦左小路、丸三横丁、今川小路、神田小路、四十五番街、五間堀長屋、呑んべ横丁、下北沢駅前食品市場、大井新地、三原橋地下街、さくら新道、リバーサイドおでん屋台街、花月園競輪場・川崎競輪場…知っている横丁、知らなかった横丁、消えたこと知らなかった横丁、著者とカメラマンの肝臓で記録した横丁の墓碑銘です。しかし、そのどれも戦後に生まれたひとときの幻なのかもしれません。最近、強く思うのは日本の社会は戦中派が消えて「戦争を知らない子供たち」だけになった時にきっと大きく変わるんだろうな…ということ。たぶんどんなに幼い時でも戦争を知っている世代が日本の平和

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    2019年10月29日
  • 偽史と奇書が描くトンデモ日本史

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     日本は文字の国、というのを実感。歴史を曲げる、作る、偽る。すべて本(出版)という言葉の魔術によるものか。
     このような行為が昔からあったこと、近代にもあったこと(田中上奏文、江戸しぐさ)を見るにつけ日本人は変わらない…と感じる。

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    2017年03月07日
  • 大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1章  水の都の高低差
    第2章  なにわヒストリア
    第3章  「商都・大阪」興亡史
    第4章  私鉄の王国
    第5章  キタとミナミ、そしてディープサウス
    第6章  未来都市・大阪

    <内容>
    大阪の町を知るための入門書としては適しているのかも知れない。ただ筆者が歴史の専門家や地理の専門家では無いところが弱い。この本を書くために方々歩き回ったようだが、そのあたりがあまり目立たないのが残念。「ブラタモリ」的なものを狙うのなら、もうちょっとニッチに掘り込まないと…

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    2024年05月18日

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