山崎三郎の作品一覧
「山崎三郎」の「大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力」「消えゆく横丁 ──平成酒場始末記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山崎三郎」の「大阪がすごい ――歩いて集めたなにわの底力」「消えゆく横丁 ──平成酒場始末記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
いわゆる横丁と言われる街中の酒場を、80年代から呑み歩いた著者による取材。
横丁の由来は様々だ。戦前の商店街が飲み屋街になった所、青線と言われた私娼街から横丁に発展した所、屋台の禁止令から集約移転して出来上がった横丁、様々なドラマがある。
決して広いとは言えないエリアに、ぎっしりと集まったお店。狭小な店内、そこには人と人のふれあいであったり、びっくりするぐらい安いお店、名物女将、今にも崩れ落ちそうなバラック。酔客を引き寄せてやまない魅力がある。
しかし時代の変化とともに、横丁は消えつつある。老朽化による防火的な問題、生活の変化により若者が酒を飲まなくなってきた問題、夜サラリーマンの一杯が
Posted by ブクログ
横丁レッドデータブック。首都圏だけでも人生横丁、百軒店、彦左小路、丸三横丁、今川小路、神田小路、四十五番街、五間堀長屋、呑んべ横丁、下北沢駅前食品市場、大井新地、三原橋地下街、さくら新道、リバーサイドおでん屋台街、花月園競輪場・川崎競輪場…知っている横丁、知らなかった横丁、消えたこと知らなかった横丁、著者とカメラマンの肝臓で記録した横丁の墓碑銘です。しかし、そのどれも戦後に生まれたひとときの幻なのかもしれません。最近、強く思うのは日本の社会は戦中派が消えて「戦争を知らない子供たち」だけになった時にきっと大きく変わるんだろうな…ということ。たぶんどんなに幼い時でも戦争を知っている世代が日本の平和