くらっぺの作品一覧

お隣さんも増えて

彼氏と喧嘩した娘を慰めるはぐちさんや、桜さんと中華街に遊びに行き、2人でチャイナドレスに着替えたり、ちょっとしたエピソードが相変わらず良いです。
空いていたお隣に芙蓉さんという大学生のお姉さんが引っ越してきて、なぜか彼女の許にもじゅみょうさんという、はぐちさんの親戚みたいな存在がいます。元々その部屋にいたようです。
手作りの年賀状をはぐちさんが配って回ったり。時折、いつもより丁寧に描き込んだ、綺麗なコマもあります。

喜怒哀楽に寄り添い

1巻では春夏秋冬という感じでしたが、この巻は1〜10日目と季節は巡りつつ、同僚の桜さんの家族話等が良かったです。はぐちさん、その気になてば人の姿になったり、ふかふかのベッドにもなったりしています。
疲れる八千代さん(読者の多くも同じような感覚、分かるでしょう)に寄り添ってくれるはぐちさんが良いです。無力ではないです。
巻末近くに出てくるコインランドリーのエピソード等も非常に良かったです。

読者にも寄り添うはぐちさん

主人公の母が誤ってメッセージアプリに入力した文字列から、はぐちさん、という名前になったのでしょう。会社員の主人公、同僚に同棲相手ができたと言っていますが、男というか、謎の生物？のようです。
実家から旅館の女将をしている母親が押しかけてきたり、茉理さんとその飼っている猫に関わるエピソード等、印象的な話も多いです。
はぐちさん、読者の許にも届くように、と作者が創造した存在のようでした。

日常に幸せを見つける天才

作者がツイッターに投稿しているマンガを読んでいるうちに、ちゃんとお金を出して買いたくなってしまった。
こんなに癒されるマンガもなかなかない。
はぐちさんは日常に幸せを見つける天才だ。

読んだらわたしの心にもはぐちさんが住み始める。
癒やされる…！何度も読み返した漫画。はぐちさんのお父さんやお母さん、赤ちゃん時代の回想シーン←2巻だったかも。
可愛くてくすっと笑えたけど心にじん……ときます。仕事や勉強、あたりまえのことをしているだけだけど１日を終えるとどこからともなくやってくる披露や、憂鬱な月曜日を応援してくれる人って一人暮らしを始めたり大人になるとなかなかいないもので。漫画越しにはぐちさんからのエールと癒やしをたくさんの人がもらえること間違いなしだとと思います。