作品一覧

  • 生物の「安定」と「不安定」 生命のダイナミクスを探る
    4.5
    1巻1,309円 (税込)
    ゲノム編集をはじめ生命をめぐる技術は猛烈に進歩する一方、唯一の生存空間である地球環境は好転しない。今こそ「生きていること」の本質を理解し「自然誌」の視点を取り戻すとき──。日本の発生学をリードしてきた著者が、生命科学の基礎から最前線までを簡潔に解説。命の精妙さと意外な危うさを解明する力作!
  • 動物の発生と分化
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、動物の体が形成されるしくみについて、その分子的な背景を中心に解説する。卵形成と精子形成から始まり、受精を経て、卵割から胞胚形成、原腸胚形成、神経胚形成へと展開。ホメオボックス遺伝子の役割を述べた後、細胞分化と器官形成について解説し、最後に、再生医療や老化の問題にふれる。 読者の方々には、動物の体つくりに共通して働いている基本的なしくみを理解し、それらのしくみが線虫やショウジョウバエからわれわれ哺乳類に至るまでの進化の過程で延々と引き継がれてきたことを知ってほしい。そして、それらの知識が、これからの新たな技術である再生医療の発展へと大きく貢献していることを理解していただければ幸いである。
  • 図解 分子細胞生物学
    -
    1巻5,720円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生命科学を学ぶ学生の方々は、数多くの研究者たちによって蓄積された知識を効率よく理解することが求められ、やがてはその分野で活躍する研究者や知識人を目指さねばならない。そのためには、たとえば、研究者たちが100年間かけて築いた知識を、数か月から数年間で理解する必要がある。そうしなければ、急速な勢いで進んでいるこの分野の研究に追いつくことはとても不可能であると思われる。このような点を踏まえて、本書は模式図を中心にして解説をすることで、最近の分子細胞生物学全般の知識をできるだけ効率よく理解することを目標にしている。本書を読んだ後、細胞の分子構造や、それらが果たす機能、さまざまな生命現象の制御のしくみなどについて、頭の中にはっきりとしたイメージが構築されるであろう。
  • 新しい発生生物学 : 生命の神秘が集約された「発生」の驚異
    3.5
    1巻1,034円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生命の神秘が集約された「発生」の驚異! 卵というたった一つの細胞が受精して分裂を繰り返し、骨、筋肉、皮膚、内臓をつくり、複雑な構造の成体となる。この「発生」の仕組みと謎に挑む生物学の最新成果。(ブルーバックス・2003年5月刊)
  • 生物の「安定」と「不安定」 生命のダイナミクスを探る

    Posted by ブクログ

    生命の維持はどのような構造になっているのか?そして老化現象とは生物学的にはどのような現象なのか?文化功労者でもある著者が、明晰に解説した著作。

    0
    2017年12月03日
  • 生物の「安定」と「不安定」 生命のダイナミクスを探る

    Posted by ブクログ

    発生学の基礎から始まり、タイトルのとおり両者のせめぎ合いこそが生命だと喝破されているように思った。最後は人類が抱える課題に対してナチュラルヒストリーの視点に立って考える事を勧める。とても面白かった。

    0
    2018年03月22日
  • 新しい発生生物学 : 生命の神秘が集約された「発生」の驚異

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    受精卵が分裂を繰り返し、やがて骨や筋肉、内臓ができる。
    そのプロセスで起こる「分化誘導」研究の第一人者であり、タンパク質“アクチビン”の誘導作用を発見した著者らが、細胞同士のかかわり合いが生物の体をつくりあげていく発生現象のメカニズムを最新の成果とともにわかりやすく解説。

    [ 目次 ]
    第1章 動物の体と形づくり
    第2章 細胞分化のメカニズム
    第3章 体をつくる最初の情報
    第4章 胚誘導―コミュニケーションの始まり
    第5章 体軸をつくる「分子」
    第6章 器官形成―部分のパターンをつくる誘導
    第7章 ガンと老化
    第8章 再生医学の可能性


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    0
    2010年05月21日
  • 新しい発生生物学 : 生命の神秘が集約された「発生」の驚異

    Posted by ブクログ

    最近のiPS細胞などの再生医療でも注目を浴びている発生生物学の入門書として読んでみた。

    読後の感想としては、基本となる6章までの細胞分裂から器官形成までで基本的な知識とともに多くの因子と何段階もの誘導によって、人為的に器官が作られることがわかった。しかしながら、自分は生物学があまり得意でないので、正直難しい説明が多かった。7章のがん細胞と老化、8章の再生医療(この時点ではES細胞しかない)などの応用の章が興味がもてた。入門書とはいえ、生物学の基本的な知識等が必要気がした。

    また、6章末に10年後(執筆時は2003年)を楽しみにしておいてくださいと書かれているのだが、現在2013年には、iP

    0
    2013年03月26日

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