染田秀藤の作品一覧
「染田秀藤」の「インディアスの破壊についての簡潔な報告」「第二のデモクラテス 戦争の正当原因についての対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「染田秀藤」の「インディアスの破壊についての簡潔な報告」「第二のデモクラテス 戦争の正当原因についての対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
インディアスの人々は悪意や二心を持たない。きわめて恭順で忠実な民。謙虚で辛抱強く温厚でおとなしく、争いや騒動を好まない。口論したり、不満を抱いたりすることもなく、怨みや憎しみ、復讐する気持ちを抱くこともない。インディアスの人々は身体が細くて華奢で、ひ弱なため、重労働に耐えられず、病気に罹るとたちまちに死んでしまう。キリスト教徒(スペイン人)はそうしたインディアスの人々を男女・子ども合わせて1200万以上、残虐非道な形で殺害した。インディアスの人々の方からキリスト教徒に害を加えたことは一度もなかった。インディアスの人々に神の存在を知らせ、キリスト教に導く絶好の機会だったのに、彼らから救いの光を奪
Posted by ブクログ
「生まれながらにして他人に服従しなければならないような人々は、もし他人の支配を拒否すれば、ほかに方法がない場合、武力で支配されるというものです。博識この上ない哲学者たちの見解によれば、その種の戦争も正当なのです。」(pp.103)
15世紀当時、スペインは新大陸(中南米)の征服事業をすすめていた。新大陸の先住民(インディオ)たちは、戦争で敗れ、財産は奪われ、奴隷として酷使され、次々と死んでいった。 「非人道的だ」とラス・カサスなどから非難の声があがる中、「スペインの征服事業はキリスト教的に何の非もない」との結論を唱えたのが本著。
結論ありきで、自分に都合の良い言説(または既往文献の都合の