作品一覧

  • 非常時とジャーナリズム
    3.0
    ジャーナリズムは感情よりも道理の味方でなければならない――「富田メモ」報道で新聞協会賞受賞の現役記者が5人の昭和の言論人の非常時(戦時)の足跡を辿り、メディアの役割を改めて問い直す! 東洋経済新報で小日本主義を唱えた石橋湛山、信濃毎日新聞を追われたのちも孤高の論陣を張った桐生悠々、戦意高揚によりA級戦犯容疑者となった近代日本を代表する言論人・徳富蘇峰などを紹介する。
  • 平成と天皇
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    平成はどのような時代として語り継がれるか。 天皇は何を守り、何を変えようとしたのか。 その手がかりは、この時代に築かれた新しい象徴像にある。 即位から最後の誕生日記者会見に至るまで、 天皇の歩んだ三十年間の足跡を辿り、 平成史の本質を明らかにする、 第一級の論客による決定的議論。
  • 象徴天皇の旅
    5.0
    1巻891円 (税込)
    平成の象徴天皇という立場にあって旅とはいかなる意味をもつか。国内外への旅、被災地への旅、慰霊の旅、和解の旅、島々への旅。その多くに同行した記者による異色のルポ。
  • 天皇の戦争宝庫 ──知られざる皇居の靖国「御府」
    4.0
    1巻770円 (税込)
    存在が隠されている一角が皇居にある。かつて「御府」と呼ばれた五つの施設。振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変=義和団事件)、建安府(日露戦争)、惇明府(第一次大戦、シベリア出兵)、顕忠府(済南・満州・上海事変、日中・太平洋戦争)には、戦利品や戦病死者の写真・名簿が収蔵され、天皇が英霊に祈りを捧げていると伝えられた。国威発揚、戦没者の慰霊・顕彰、国民と軍に対する教育施設、つまり「皇居の靖国」といえる。しかし、戦後その存在は封印されてしまった。皇居に残された最後の禁忌を描き出す歴史ルポルタージュ。
  • 昭和天皇は何と戦っていたのか 『実録』で読む87年の生涯
    -
    1巻1,584円 (税込)
    昭和天皇の87年の生涯を「追体験」できる。 宮内庁が24年余りの歳月をかけて作成した全61巻、1万2137ページ。そんな一大歴史資料「昭和天皇実録」を丹念に読み込んだ著者は、ダイアリー(日記)方式で87年8ヶ月の生涯を綴ります。 そこには、コップに水滴が一滴ずつたまるがごとく、日本が「戦争」に歩む姿が描かれています。21世紀の我々が昭和天皇の喜び、怒り、悲しみ、苦悩を知ることは、「激動の20世紀」を“追体験”することにほかなりません。 ――2019年3月完結予定の『実録』が、この一冊ですべて学べます。
  • 天皇と葬儀―日本人の死生観―
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    モガリが政治空間だった古代、タタリとケガレに呪縛された平安、火葬が当たり前だった中世、尊皇思想が生まれた幕末・維新期、皇室と仏教の関係を切った明治、国威発揚の儀式と化した大正、国民主権下の大喪となった昭和、そして今、象徴天皇にふさわしい葬儀とは?……古代王朝から昭和まで、歴代天皇の「葬られ方」総覧。
  • 心理療法とシャーマニズム
    5.0
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みずから危険なイニシエーションを受けてまで著者が求めつづけた新たな臨床実践を可能にするものとは?シャーマニズムの世界に、心理臨床のルーツと新しい可能性を探る。
  • 焦土からの再生―戦災復興はいかに成し得たか―
    3.0
    1巻1,584円 (税込)
    二百以上の都市が潰滅し、九百八十万人の被災者、三十三万人の死者を出した、米軍による本土空襲。昭和二十年、瓦礫の平野に佇んだ日本人は、そこから「国のかたち」をどのように作り直したのか――。残された貴重な文献を繙き、東京、仙台、名古屋、広島、大阪などの具体例を検証。今、先人の知恵と教訓を学び取る。

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  • 平成と天皇

    Posted by ブクログ

    平成天皇は「象徴天皇を具現化した」=歴史的快挙
    平成の30年、国家戦略を為したのは平成天皇だけ
    安倍政権の10年は徒に国民の資産を食い潰しただけ
    昭和天皇の戦争責任の自覚とか本書には貴重な新発見がある
    さすが歴史探訪の名手
    歴史を学ぶことは何よりも大事と思う

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    2022年11月19日
  • 象徴天皇の旅

    Posted by ブクログ

    象徴天皇のあり方を30年模索し続け、常に国民のそばに寄り添うような存在であり続けた記録。宮内庁担当記者の記録はなかなか珍しいと思うのですが、ただ皇室に張り付いていたわけじゃなくて、両陛下の訪問を逆に政治利用しようとする知事に厳しい質問を投げ掛けたり、王族を敬うことに厳しいタイで王族に粗相をした記者を諌めたり…と結構色々されてるんだなあと理解が深まった一冊でした。ほかの担当記者の取材記録も読んでみたいですね。

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    2021年10月01日
  • 心理療法とシャーマニズム

    Posted by ブクログ

    アフリカのシャーマニズムにフィールドワークを行なってその文化に深く入り込み、若くして亡くなられた臨床家の文章をまとめた本。

    三部に分かれており、一部がアジアやパリなどの旅行エッセイ、二部が臨床についての論文、三部が自身のアフリカのシャーマニズムへの参与を分析したの論文となってます。


    若くなくなられたのがなんとも残念。
    ユングの盟友、東洋学者のヴィルヘルムがやはり道教のなかに深く分け入っていき、スイスに戻ってすぐに亡くなったことを連想します。

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    2015年07月30日
  • 天皇と葬儀―日本人の死生観―

    Posted by ブクログ

    文字通り歴代天皇の葬儀の成り方を記述した力作。

    「天皇の敗戦」は2度あった。承久の乱と太平洋戦争。
    断絶の可能性もあった。

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    2014年06月10日
  • 天皇の戦争宝庫 ──知られざる皇居の靖国「御府」

    Posted by ブクログ

     皇居南東部に建設された5つの「御府」をめぐる近代史。著者は日経新聞で皇室・近現代史を担当した編集委員(刊行当時)。
     日本軍が数々の鹵獲兵器を所有していたことは知っていたが、それが皇居内にあったとは知らなかった。著者によれば、御府には振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変)、建安府(日露戦争)、惇明府(第一次大戦、シベリア出兵)、顕忠府(済南・満洲・上海事変、日中戦争)の5つがあり、靖国神社と対になる形で天皇が前面に出るかたちで戦死者の顕彰を行っていた。各戦争による戦利品と戦死者の名簿も収蔵されており、中には渤海国に関する石碑もあった。修身の教科書等でその存在は紹介されていたが、皇居内の施設だ

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    2023年10月01日

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