藤井省三の作品一覧
「藤井省三」の「傾城(けいじょう)の恋/封鎖」「故郷/阿Q正伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤井省三」の「傾城(けいじょう)の恋/封鎖」「故郷/阿Q正伝」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
・当時、中国は皇帝専制体制の下戦争に負け続け、国内に外国の軍隊が駐在する等、危機的な状況にあった。
・当時、上記の危惧から民主化を謳う中国の知識人が、農民への啓蒙運動を開始。これを担ったのが文学であった。
・民主化だけでなく、中国の”悪しき”伝統も啓蒙の対象となった。
Ex.)食人、纒足、科挙(←これは微妙だが、『孔乙己』にて悲惨さが仄めかされている)
・紀元前からの皇帝の専制ゆえ、中国(これはアジア諸地域に共通した性格だが)の従属的な人々は”奴隷根性”を捨てられなかった。(民主化が完璧な措置かどうかは分からないが、魯迅らはこれを正義とみなしている)
以上の前提知識(高校世界史の範囲
Posted by ブクログ
待望の現代日本の魯迅研究の第一人者である藤井省三訳の本が出ました。
我が本棚で魯迅の翻訳本を探してみると、丸山昇訳や駒田信二訳や増田渉訳、そして一番よく読んで来た竹内好訳と、5冊程ありました。
今夜、久々に「阿Q正伝」や「狂人日記」など16編の魯迅をじっくり読むために、いつもは存分に腕を振るう料理も端折って、ラゴスティーナにお世話になって15分でカレーです。でも、一昨日から作っていたといっても信用してもらえる味です。
ええっと、そんなことより、7年前に73歳で亡くなった、コミューンに理想を求めたりした特異な中国文学者の新島淳良からも、魯迅と毛沢東を様々に学んだことを思い出したのですが、彼