深谷忠記の作品一覧
「深谷忠記」の「愛の死角 京都~東京殺人ライン」「悪意の死角 東京~京都殺人ライン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「深谷忠記」の「愛の死角 京都~東京殺人ライン」「悪意の死角 東京~京都殺人ライン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
すごい読み応え!
20年以上前に起きた幼女誘拐殺人事件。その犯人として逮捕された柏木喬は本当に犯人だったのか?それとも冤罪なのか?前半は退職した元刑事村上と、過去に彼が逮捕した柏木との話を中心にして柏木は本当に冤罪なのか、当時の関係者達のストーリーを交えて考えさせられる。
前半終盤に被害女児の母親によって村上が銃殺された……と思わせて幕を閉じ、後半は黒幕の裁判シーンから始まる。
あれ?こんな中盤で全てが明らかになっちゃって、この後はどうなるの?と思わせておいて、最後の最後でまたまた大どんでん返し!
最後まで先の読めない、面白い小説でした。
終わりの柏木と真犯人とのやりとりは若干くどくて、精神論
Posted by ブクログ
元暴力団員畑村順次を刺殺したとして逮捕された矢代昌宣は、一旦は犯行を自供しますが、裁判では一転して犯行を否認、無罪を主張します。堀内利勝警部が発見した物証、血のついたシャツには決定的証拠とするには疑わしい点がありましたが、結局、滝川実を裁判長とする裁判官らは、矢代に有罪判決を下します。矢代は服役中も無罪を訴え続けますが、結局獄中で病死します。菊山事件と呼ばれるこの事件は、近しい関係者以外には忘れられていきますが、この事件を決して忘れない、矢代が犯人でないことを知っている人間がいました。それは真犯人です。
何年も後、遠く離れた場所でひき逃げ死亡事件が発生します。被害者は、菊山事件を裁いた元裁
Posted by ブクログ
病院内で筋弛緩剤が盗まれた直後、入院患者が殺された。
死因は筋弛緩剤の投与。
殺された入院患者は、妻に対するDV、看護師に対するわいせつ行為、他の患者や医師に対して暴言を吐く問題の多い人物で、誰にも殺害の動機があった。
事件に潜む“毒”とは・・・。
以前テレビ番組『超再現!ミステリー』で取り上げられたものなので、ご存知の方も多いかも?
番組を見る前に本を買っていて、よりによって読む前に番組を見てしまったのですが。
原作は、再現ドラマよりも深く濃いものでした。
ドラマには出て来なかった人物やエピソードが多かったので、またちょっと違う話のようにも見えました。
犯人がわかっ
Posted by ブクログ
良くできた話です。面白かった。
話は女児誘拐殺人の裁判結審のシーンから始まります。
被告人・柏木は懲役15年の刑が言い渡される。
刑期を終え出所した柏木は自らのホームページの中で冤罪だったと主張。
そして自白に追い込んだ元刑事・村上の周辺に頻繁に現れる。
柏木は本当に無実なのか?真相は何処にあるのか?柏木の目的は何?
よく練られたストーリーで安直には展開が読めません。
割と重いテーマですが軽快に読ませます。
最後も割とどんでん返しなのですが「そう来るのならこの人の言動は???」と思う展開が・・・
決して辻褄が合わない分けでは無く、作者はしっかり説明していますが、私は別の展開にした方