加賀山卓朗の作品一覧
「加賀山卓朗」の「頬に哀しみを刻め」「すべての罪は血を流す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加賀山卓朗」の「頬に哀しみを刻め」「すべての罪は血を流す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
超★5 黒人保安官が凶悪事件に挑む… 重厚な人種問題を描いた社会派警察小説 #すべての罪は血を流す
■あらすじ
アメリカ南部ヴァージニア州チャロン郡、元FBIタイタスは黒人ながら選挙で選ばれた保安官であった。彼は日々街の治安を守っていたが、ある日学校で銃撃事件が発生してしまう。殺害されたのは人気のあった先生で、犯人は先生の携帯電話を調べろと言い残して自害してしまう。先生の携帯電話からは、思いもよらなかった写真が保存されており…
■きっと読みたくなるレビュー
超★5 今回も鬼エグな傑作、人種差別の問題をリアルに切り取った警察小説です。
これまでS・Aコスビーは、街のギャングなど悪者目線での
Posted by ブクログ
オバマ元大統領が2022年に夏の読書リストに挙げ、2024年版「このミス」海外部門1位にも選出された本書。面白い。とにかく面白い。何度でも言おう。掛け値なしに面白い。私はバイオレンス小説は苦手なのだが、一気に物語に引き込まれた。
主人公は二人の中年男性。一人は黒人のアイク。かつて殺人の罪を犯して服役し、出所後は庭園業を営んでいる。もう一人は白人のバディ・リー。アイクと同様に前科があるが、出所後もうまく行かず、妻には逃げられ、アルコールに溺れる日々を送る。
そんな二人が出会ったのは、互いの息子の葬式だった。アイクの息子アイザイアとバディ・リーの息子デレクは同性愛者として婚姻関係を結び、そして
Posted by ブクログ
久々のルー・バーニーという作家の名前だけで、冒険小説好きの好奇心が全面反応してしまう。ちなみに若かりし頃、冒険小説のフォーラムを主宰していたとは言え、ぼくは軍事オタクでもスパイオタクでもない。冒険小説とは日常生活の中から逸脱してあるアクションをやむを得ず選択してゆく勇気や意志を描くもの。ぼくはそう理解している。題材ではない。あくまでそこに介在する人間とその魂を描くフィクションのことを冒険小説と呼ぶのだ。
さてルー・バーニーだ。何年ぶり? 何と5年ぶり。しかも第三長編。何とも寡作である。でも書けばただじゃおかないとばかりに骨のある作品を提供し、ミステリー界をどよめかせる作家である。その理由