作品一覧

  • 穏やかな死者たち シャーリイ・ジャクスン・トリビュート
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    『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』『処刑人』「くじ」など数々の名作を遺した鬼才シャーリイ・ジャクスン。日常に潜む不安と恐怖、目には見えない邪悪な超自然的存在との出会いや家族間の複雑な関係、人間心理の奥底に流れる悪意を鮮やかな筆致でえぐりだした彼女に敬意を表し、ケリー・リンク、ジョイス・キャロル・オーツ、ジェフリー・フォード、エリザベス・ハンドら当代の錚々たる幻想文学の名手たちが書き下ろした傑作18編を収録する、珠玉のトリビュート・アンソロジー。シャーリイ・ジャクスン賞特別賞、ブラム・ストーカー賞受賞作。/【目次】序文=エレン・ダトロウ/弔いの鳥=M・リッカート/所有者直販物件=エリザベス・ハンド/深い森の中で――そこでは光が違う=ショーニン・マグワイア/百マイルと一マイル=カルメン・マリア・マチャード/穏やかな死者たち=カッサンドラ・コー/生き物のようなもの=ジョン・ランガン/冥銭=カレン・ヒューラー/鬼女=ベンジャミン・パーシィ/ご自由にお持ちください=ジョイス・キャロル・オーツ/パリへの旅=リチャード・キャドリー/パーティー=ポール・トレンブレイ/精錬所への道=スティーヴン・グレアム・ジョーンズ/柵の出入り口=ジェフリー・フォード/苦悩の梨=ジェマ・ファイルズ/晩餐=ジョシュ・マラーマン/遅かれ早かれあなたの奥さんは……=ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン/抜き足差し足=レアード・バロン/スキンダーのヴェール=ケリー・リンク/謝辞/解説=深緑野分/編者紹介/訳者紹介
  • これもまた、過ぎゆく
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    母の死を深く嘆くブランカ。気晴らしをすべきだという周囲の忠告を受け入れ、カダケスに行くことを決めた。二人の子供、二人の元夫、妻子持ちの愛人、二人の親友とともに。
  • これもまた、過ぎゆく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母を亡くした主人公の悲しさが漂いつつも、彼女の周りに集まる多くの友人・恋人・子供たちの存在とスペインの夏という明るい季節が、不思議と気分を持ち上げてくれた。

    いくつになっても恋愛、男女っていうことが普通なのだろうか。思わず見つけうるスペイン人をみんな捕まえて尋ねてみたくなるほど、たくさんの関係が出てきた。

    彼女のこうある”べき”の外にいる感じが、こうある”べき”について考えさせてくれた。関係って肩書きをつけると難しくなるのかしら。

    最後に、題名がとても好き!

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    2021年10月19日

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