作品一覧

  • 地図と読む 新撰組顛末記
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    1巻1,980円 (税込)
    幕末維新の動乱を閃光のごとく駆け抜けた新撰組。その活動期間は結成から数年程度と短いものであったが、彼らの生き様は今なお人々の心を捉えて離さない。多くの隊士が新時代を見ることなく世を去ったが、なかには明治以降も生き抜いた隊士たちがいた。そのうちの一人、結成時のメンバーにして大幹部として知られる永倉新八は晩年、新聞記者に往時を語り、連載記事として世を騒がせた。それをまとめたのが本書、『新撰組顛末記』である。永倉は何を語り残したのか。その真実がここにある。 *本書は2009年に刊行された『新撰組顛末記』(新人物文庫)を再編集したものです
  • 新撰組顛末記
    5.0
    1巻880円 (税込)
    『新撰組顛末記』は、大正2年に小樽新聞にて連載された永倉新八のインタビューをまとめたもの。新選組の大幹部・永倉の実戦談は第一級の史料として新選組研究者・ファン必携の書となっている。新書版刊行にあたり、幕末史研究で著名な木村幸比古氏の解説を付し、新選組ビギナーにも読みやすく再編集。 凄惨な修羅場、苛烈な粛清、官軍との死闘……新選組大幹部最後の生き残りが見た真実とは?
  • 新選組奮戦記
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    永倉新八は、幕末の京都で活躍した新選組の副長助勤・二番組頭をつとめ、池田屋事件では近藤勇とともに奮戦した。晩年、北海道の小樽に移り住み、小樽新聞の要請を受け、大正2年3月17日から6月11日まで、新選組回想録「永倉新八」を同紙に70回にわたって連載した。本書は、その連載を新編集のうえ、再活字化したものである。永倉の誕生、天然理心流の近藤勇・土方歳三らとの親交、池田屋での決闘、鳥羽伏見の戦い、甲陽鎮撫隊の出陣と敗走、靖共隊の結成などが語られ、その実体験に裏打ちされた物語には十分の価値がある。永倉の語り口は、まるで歴史小説を読むような面白さと興奮の連続である。事実誤認や内容の補足説明については、注で解説。新選組の歴史をよく知るうえでもかかせない一冊である。

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  • 新撰組顛末記
    3.6
    1巻733円 (税込)
    新撰組の副長助勤となり、のちに二番組長を兼任した新八は、近藤勇らとともに池田屋へ斬り込んだ。北海道に渡り小樽に住んだ新八が、大正2年(1913)3月から『小樽新聞』記者の取材に応じて語った連載をまとめたのが本書である。近藤勇や土方歳三らとの交友、池田屋の乱闘、など幕末動乱の修羅場をくぐり抜けた者のみが知る生々しい証言が満載の、新撰組を知るための第一級の史料である。
  • 新撰組顛末記

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ歴史本の中でダントツで面白い。なぜここまで明瞭に詳細が書かれているかというのは、曾孫の後書きを読むとわかるが、この連載は、維新以来葛藤した永倉新八の最後の戦いであったわけだ。佐幕派勤王党というマイノリティと化した新撰組だが、どうあっても二君に仕えず、徳川幕府への忠義を持ち、そして勤王思想も貫く。新撰組見事なり。

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    2023年12月16日
  • 新撰組顛末記

    Posted by ブクログ

    正しく新撰組の永倉新八その人による、新撰組の回顧録。
    今読むと読みにくさもある文章であるが、テンポよく、当然の臨場感もあり、面白い。
    新撰組の歴史を一通り知っていると面白いかもしれない。
    新撰組作品で出てくるあれやこれやのエピソードが、事実を元にしていたのか!と驚くところも多い。

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    2024年03月30日
  • 新選組奮戦記

    Posted by ブクログ

    永倉新八の視点から描かれた新選組の史実。
    所々に自身が自身を物語る描写が面白かった。昔の言葉で書かれているので最初は読みづらかったが何となく流し読みできるようになったので、さほど気にならなかった。
    また、新聞での連載をまとめたものなので短編集的に読めたことも最後まで読み切ることができた要因かもしれない。
    実在した人物が語る史実を読んだことで、永倉新八と会話し歴史を共有させてもらった気持ちになったので、新選組の様々な小説も更に楽しく読むことができるかもと思った。

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    2024年03月19日
  • 新撰組顛末記

    Posted by ブクログ

    幕末・維新を生き抜き、天寿を全うした永倉新八の回想を、小樽新聞が連載としてまとめられた新撰組の内実。芹沢鴨の横暴や、藤堂平助、伊東甲子太郎の陰謀など、これまで読んだ時代小説に書かれていたことと符合していた。ただ、鳥羽伏見の戦いの記述は、新撰組の活躍のみが目立つ「大本営発表」の感が否めない。甲州鎮撫隊が甲府城占拠に後れを取った原因が書かれていないが、何かというと廓で酒宴を行った新撰組では、さもありなんと思った。局の定めた禁令4箇条(局中法度)も、背けば切腹という激越さが、逆に柔軟性を失わせたと思うが如何?

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    2023年03月07日
  • 新撰組顛末記

    Posted by ブクログ

    新選組二番組長永倉新八の述懐をまとめたもの。他の研究本によると一部誤り(本人の記憶違いか編者の誤りか)もあるようだが、動乱の幕末、新選組その場にいた人々の熱い血潮が、講談調の文章と相まって強く心に迫ってくる良著。

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    2022年05月06日

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