作品一覧

  • チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日
    3.5
     環太平洋沖に突如現れ、多くの人命を奪って世界中の海域を支配した謎の巨大生物レヴィヤタン――通称レヴ。  通常兵器では到底歯が立たない怪物に対抗するべく、人類が生み出したのは、レヴの死骸からなる機体に子供を乗せて戦わせる人型兵器《ギデオン》だった。  地方の民間ギデオン搭乗者として働いていた高校生・善波アシトと、その幼馴染の宮園エリン。ある日、二人のもとに、戦闘指導官として国連軍のエリート・風織ユアが現れる。境遇の違いから、初めは衝突し、すれ違っていた三人も、厳しい訓練と任務の中で、やがて確かな信頼関係を築いていく。  そして、死と隣り合わせのレヴとの交戦の中で、アシトは覚醒の時を迎え――。  海と喪失を巡るロボットジュブナイル。
  • 【合本版】血翼王亡命譚 全3巻
    -
    [私は駄目な王女だからね。自分のために命を使いたいの] ──この日、赤燕の国(レポルガ)の国史には第百三十二代王位継承者アルナリス=カイ=ベルヘスと、その護舞官ユウファ=ガルーテンが失踪したと記された。だが、それは嘘だと俺は知っている。太陽を祀る五日間、彼女は王族の在り方に抗い、その想いを尽くしただけだった……。 突如国を追われた王女アルナ、刀を振るうしか能のない護衛剣士ユウファ、猫の血を身に宿した放浪娘イルナ、人語を解する燕のスゥと軍犬のベオル。森と獣に彩られた「赤燕の国」を、奇妙な顔ぶれで旅することになった一行。予期せぬ策謀と逃走の果て、国を揺るがす真実を前にして彼らが胸に宿した祈りとは――。 これは歴史の影に消えた、儚き恋の亡命譚。 ※本電子書籍は、『血翼王亡命譚』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?
    5.0
    1~2巻693円 (税込)
    荒廃した24世紀の東京は合成食糧や電子ドラッグが巷に溢れ、荒くれ者たちが鎬を削る……それでも、やっぱりお腹は減るんです。日々の戦いに疲れたら、奇蹟の食堂――《伽藍堂》へ!  厨房を受け持つのは「食の博物館」の異名を持ち、天使の微笑みをたたえる少女ウカ。狩人兼給仕を担うのは、無法者に睨みを利かせる、こわもて奔放娘リコ。  二人は今日も未知なる食材求めて、てんやわんやの大騒ぎ。「おいしい!」の笑顔のためならば、人を喰らうドラゴンから、食べたら即死の毒キノコ、はたまた棄てられた戦車まで!? なんでもおいしく、そして仲良くいただきます!  リコとウカの風味絶佳な日常を皆さんどうぞ召し上がれ。
  • 滅びの季節に《花》と《獣》は 〈上〉
    4.0
    1~2巻715~737円 (税込)
    幾多の滅びを乗り越えて栄える花の街スラガヤ。そこで人は等しく奴隷として生き、奇蹟の操り手《大獣》に仕えることが定められていた。街にあだなす鋼の虫――《天子》との戦が続くある冬に、その恋物語は花開く。人間を貪り食うという伝承を持ち、人々に畏怖されながら郊外の廃墟に居を構える美しき大獣、《貪食の君》。全身に刻まれた《銀紋》によって幼い姿のまま成長が止まり、奴隷市場で売れ残った天真爛漫な少女、クロア。偶然と嘘から結ばれた二人の関係は、一つ屋根の下でぎこちなく、しかし確かな情愛をもって育まれていく。愛しき日々は、やがて戦場に奇蹟を起こし……。
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―
    3.9
    1~3巻649~759円 (税込)
    [私は駄目な王女だからね。自分のために命を使いたいの] ──この日、赤燕の国(レポルガ)の国史には第百三十二代王位継承者アルナリス=カイ=ベルヘスと、その護舞官ユウファ=ガルーテンが失踪したと記された。だが、それは嘘だと俺は知っている。太陽を祀る五日間、彼女は王族の在り方に抗い、その想いを尽くしただけだった……。 突如国を追われた王女アルナ、刀を振るうしか能のない護衛剣士ユウファ、猫の血を身に宿した放浪娘イルナ、人語を解する燕のスゥと軍犬のベオル。森と獣に彩られた「赤燕の国」を、奇妙な顔ぶれで旅することになった一行。予期せぬ策謀と逃走の果て、国を揺るがす真実を前にして彼らが胸に宿した祈りとは――。 これは歴史の影に消えた、儚き恋の亡命譚。
  • チルドレン・オブ・リヴァイアサン 怪物が生まれた日

    Posted by ブクログ

    【異形に侵略された海域で、自らも怪物となり喪失を救え】

    異形に海域を支配された世界で気仙沼の少年達が命運を司る物語。

    突如として、海域から現れた強固な鎧と俊敏さを併せ持つ異形、レヴィヤタン。
    海域を為す術もなく奪われた人類が下した選択は、少年達を怪物にして戦わせる事。
    戦う理由さえも分からぬまま年端のいかぬ少年達が戦禍に散っていく。
    アシトとエリン、ユアは大人の汚い戦略に憤りながらも人類を守る為に、大きな使命を抱いて戦う。
    大切な仲間を次々失う喪失を味わう中にも。

    交わした約束を守る為、覚醒したアシトは世界を救うのだ。

    0
    2023年03月21日
  • 血翼王亡命譚II ―ナサンゴラの幻翼―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり以前に購入して放置していたのは勿体無かったです。

    3巻が出ているそうなので購入して読みたいと思います。

    0
    2018年06月04日
  • 血翼王亡命譚III ―ガラドの夜明け―

    購入済み

    素晴らしい作品だった

    3冊しかないのに5〜6冊読んだかのように思える程濃い内容だった。
    詰め込み過ぎたと言う感じも無く、読みやすく、独特な世界観が広がるこの作品を私は何時までも忘れないと思います。

    0
    2017年01月19日
  • 血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ―

    Posted by ブクログ

    巻末広告(だったかな?)に掲載されていて、なんとなく気になったのでぽち。おもしろかったです。展開が「え。うそ。はい!?」ってなりました。決して俺強な主人公ではないけれど、だからこそ、盲目的とも言える想いについ寄り添ってしまいましたね。
    しかし、世界設定がほんとすごいなあって。「こうある!」という概念を揺さぶられた感じがします。説明すべき、と思っているところをそうくるか! って。つづき、出るならば買ってみようと思います。

    0
    2016年04月30日
  • 滅びの季節に《花》と《獣》は 〈上〉

    Posted by ブクログ

    うわー、これ好きだなあ。
    ファンタジー世界での恋物語はまったく自分のツボだ。

    巨大な花の中にある街、奇跡の力持つ大獣(おおけもの)、奴隷としての人々、そして襲い来る天子。
    誰も見たことの無い緻密に作り上げられたファンタジー世界は、けれどどこか懐かしさを誘う。
    その舞台の中で人と、人ならざる者とが惹かれあっていく様がとてもいい。
    なんというか、キミたち子どもかと言いたくなるほど、微笑ましかった^^

    いろんな葛藤とすれ違いを乗り越えて、最後には世界の危機に当然のように二人で立ち向かう様は、二人が育んできた絆の強さを見るようだ。
    けれど、その戦いが二人を永遠に分かったのか。

    誰よりもみんなの幸

    0
    2019年05月14日

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