ジェイムズ ティプトリー ジュニアの作品一覧

「ジェイムズ ティプトリー ジュニア」の「あまたの星、宝冠のごとく」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • あまたの星、宝冠のごとく
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    地球からの異星調査隊が不思議な共生生物と出会い深い関係を結ぶ「いっしょに生きよう」、神の死の報を受け弔問に来た悪魔の考えた天国再活性化計画が意外な展開を見せる「悪魔、天国へ行く」、55年後の自分と2週間だけ入れ替わった男女が、驚愕の未来に当惑する「もどれ、過去へもどれ」など、その生涯にわたってSF界を驚かせ強い影響を与え続けてきた著者による、中期から晩年にかけて執筆された円熟の10篇を収録。
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    J•ティプトリーの宇宙人は相変わらず可愛らしく魅力的で、お話は少しブラック。
    いや、自殺する少し前の作品らしいからブラック度はだいぶ増している。
    それにしても各短篇のテーマは同じ人が書いたと思えないほどバラエティに富んでいて、宮部みゆきさんを思い出す

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    2017年12月28日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    2年ぶりのティプトリー作品は、装丁がこれまた印象的な「あまたの星、宝冠のごとく」。この作品、初訳にしてなんと2016年刊行。早川書房の創立70周年を記念する文庫企画「ハヤカワ文庫補完計画」の一環として発表されたようですが、没後30年を経過してなお読書を魅了し続けるティプトリーになんだか感動してしまったり。

    本書は中期から晩年にかけての10篇を収録。2年前に読んだ「故郷から10000光年」に比べると、やはりどれも読みやすい作品ばかり。あのついていくのが大変な作風にちょっぴりの懐かしさを覚えつつも、とりわけ以下4作品が印象に残りました。

    「ヤンキー・ドゥードゥル」
    薬漬けの帰還兵を描いた作品で

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    2017年11月27日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    邦題がやたらと格好良いことで有名なティプトリーの短編集。SFもの、寓話もの、ディストピアもの、神話ものが詰め込まれており、かなりバランスが良いと思う。

    個人的に面白かったのは、自分自身が、過去~未来の自分自身と入れ替わることのできるタイムトラベルものの「もどれ、過去へ戻れ」と、地球を男性として愛し、一生を地球のために捧げる女性の話の「地球は蛇のごとくあらたに」。

    後者はティプトリーが別名義で書いた作品らしく、らしくない笑いの要素などが新鮮で楽しめる。

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    2017年10月07日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    SF。中短編集。
    「いっしょに生きよう」は『SFマガジン700海外篇』で既読のためスルー。
    SFっぽくない作品もいくつか。ガッツリSFのほうが好み。
    良かったのは、ファーストコンタクトもの「アングリ降臨」と、残酷なタイムトラベルもの「もどれ、過去へもどれ」。
    正直、「いっしょに生きよう」がベストで、それほど収穫は大きくなかった印象。
    ティプトリーファンの人なら、晩年の作品ということで価値があるかも。

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    2017年02月13日
  • あまたの星、宝冠のごとく

    Posted by ブクログ

    人間の業や生々しい現実を突きつけながら、時には冷たく、時には優しく、未来への絶望と希望を同時に感じせてくるSF短編集。特に「もどれ、過去へもどれ」と「いっしょに生きよう」が好き。

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    2017年01月08日

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