作品一覧

  • バブルの復讐 精神の瓦礫
    -
    無惨に荒れ果てたニッポンを検証する! ――虚業の繁栄に踊ったツケが、ブーメランのように、深刻な「バブルの復讐」となって、日本に襲いかかってきた。デフレ倒産、リストラ、過労死など、日本人の心と生活を蝕み、ニッポン破綻は、とどめようがなくなった。打つ手もなく深化する精神の荒みを、現場に踏み入り鋭く抉るルポルタージュ。<『精神の瓦礫』改題作品>
  • 東京を弄んだ男 「空疎な小皇帝」石原慎太郎
    3.5
    1巻660円 (税込)
    石原都政が残した「爪痕」。12年に及ぶ石原都政を徹底検証。私物化された都政――3期12年という長期に及んだ石原都政。表現の自由を脅かす青少年育成条例、巨額赤字を抱え破綻した新銀行東京、莫大な費用をどぶに捨てた五輪招致。さらには、執拗に繰り返される外国人や障がい者に対する差別発言。彼は東京に何を残したのか……。<『空疎な小皇帝「石原慎太郎」という問題』加筆改題作品>
  • カルト資本主義 増補版
    3.0
    「超能力」「永久機関」……オカルト研究に投資する企業を徹底取材したノンフィクションの傑作! バブル崩壊以降、日本の企業社会が傾斜していった研究とは? ソニーの中にあった「超能力」研究所。「永久機関」に投資する商社。これらの現象は深層で繋がっていた。現在の政治社会におけるカルト状況について新たに取材、序章、最終章分を書き下ろした。
  • ちゃんとわかる消費税
    5.0
    1巻880円 (税込)
    すべての人に等しく課せられるかに見える消費税の裏側とは?政治家のウソ、黙るマスコミ、増税を渇望する大企業、増える滞納額……その仕組みと問題点をわかりやすく解説する決定版。
  • 決定版 消費税のカラクリ
    5.0
    1巻825円 (税込)
    選挙のたびに、嘘をつかれている。膨れ上がる社会保障費の財源のためにというお題目で増税が繰り返されても社会保障はむしろ削減されてきた。そして、またさらなる増税が迫っている。軽減税率適用という“ニンジン”をぶら下げられたマスコミはダンマリを決め込んでいる。弱者の富を強者に移転することで格差を拡大する消費税のカラクリを明らかにしよう。
  • 平成とは何だったのか 「アメリカの属州」化の完遂
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    まもなく、平成の世が終わります。本書は、平成の時代にジャーナリストとして独り立ちし、監視社会、格差社会、企業社会、強権支配など、この間社会を覆い、その都度混迷を深めていった日本の“病巣”をノンフィクションの手法で常に鋭く批判してきた著者による、総括的「平成論」です。格差拡大、排除と差別、反知性・反人倫など暗い話題の多かった時代。せめて次代を「夜明け前」にするために、今あえて「平成」の暴虐を暴く!
  • 日本が壊れていく ──幼稚な政治、ウソまみれの国
    4.0
    1巻770円 (税込)
    2012年12月に第二次安倍政権が発足。その後、五年半の間に、特定秘密保護法、安保関連法(戦争法)、共謀罪法などを多くの国民の反対を押し切って成立させた。一方で、「モリ・カケ」問題をはじめ、政治家や官僚の不祥事が相次ぎ、政治に対する信頼が大きく損なわれている。にもかかわらず、政権与党内の安倍一強体制は揺るがず、野党は対抗勢力たり得ていない。本書は憲法の基本原則をおかす安倍政権の危険な体質を痛烈に批判し、なぜ日本の政治がここまで劣化したのかを徹底検証する。
  • 戦争経済大国
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    戦後日本は、国民の勤勉な努力により発展した平和国家と言われる。だがその現実は、他国の戦争によって経済成長する戦争大国だった。この国最大のタブーを緻密な取材によって徹底的に暴く。
  • 子宮頸がんワクチン事件
    3.7
    いったい、このワクチンは何物なのだろうか。2014年3月末までに338万人の少女たちが接種した子宮頸がんワクチン。積極的な勧奨の中断から、本書電子版配信開始時(2018年5月)で5年近くが過ぎたが、事態はどうなるのか――。医師たちの最新の分析から、世界的なワクチン・ビジネスまで、徹底取材で見えてきたものとは?
  • 『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡
    4.0
    1巻999円 (税込)
    『あしたのジョー』『タイガーマスク』『巨人の星』など、現在でもリスペクトされ続ける名作コミックの原作者・梶原一騎。数多くの作品で読者の心をつかんだ天才は、しかしその栄光の裏で影も引きずっていた。人間・梶原一騎に鋭く迫る傑作ノンフィクション。
  • 国民のしつけ方(インターナショナル新書)
    -
    世界各国の「報道自由度」ランキングで日本は七二位(二〇一六年、一七年)。日本のジャーナリズムの現状に危機感を抱く著者は、政権による報道への圧力と、それ以上にメディア側の責務を放棄したかのような姿勢に原因があると指摘。その有り様は、国民をしつけるために巧妙に仕組まれているかのようだ。ネットで常態化する記事に見かせけた広告や保身に走るメディアの問題も浮き彫りにし、知る権利を守るために我々にできることを探る。
  • 強いられる死
    4.3
    年間三万人を超える自殺者を出し続けている自殺大国・日本。いじめ、パワハラ、倒産……自殺は、個々人の精神的な弱さではなく、この社会に強いられてこそ起きる。日本の病巣と向き合った渾身のルポ。
  • 「マイナンバー」が日本を壊す(集英社インターナショナル)
    3.0
    1巻968円 (税込)
    新たな犯罪の温床、利権まみれ、経済的大損失、プライバシー侵害……。世界の潮流に逆行、崩壊必至の愚策。国民総背番号制という悪夢が現実のものとなった。同様の制度を導入しているアメリカや韓国が、情報流出と不正使用に喘ぎ、アメリカはすでに番号分散化を検討している。日本はいったいどこへ向かっているのか。目先の僅かな利益、利便性への代償は計り知れない。崩壊必至のマイナンバー制度の問題点を明らかにする。
  • 現代思想 2015年10月臨時増刊号 総特集◎安保法案を問う
    -
    1巻1,430円 (税込)
    安保法案閣議決定、集団的自衛権の限定容認へ 平和主義、立憲主義、民主主義をめぐる集合的想像力が、 いま一つの法案を巡って爆発的に展開されつつある。 この出来事から私たちはいかに思想を構築しうるだろうか。 本当の意味での当事者性、プラグマティックな状況分析、 歴史への想像力が試されている。 思考もよって思考を触発し、討議の場を開いた必然的特集。
  • 「東京電力」研究 排除の系譜
    4.0
    安全神話を守るため安全を度外視する逆説。管理・監視の自己目的化。そして分割・民営化の先駆へ。「東京電力」その排除の本質を社会的・歴史的に抉り出す“現代の古典”。名門企業は、自壊した!!
  • ニッポン不公正社会
    3.3
    1巻814円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 結果の不平等、格差ならまだ仕方がない。しかし、いまの日本社会は、自由競争の名のもとに、世代を超えて格差が温存される"不公正社会"にされようとしている!『機会不平等』『しのびよるネオ階級社会』などで日本の格差拡大に警鐘を鳴らし続ける二人が、そのイカサマな構造にするどくメスを入れる!勝ち組・負け組をはなから決めつけるのは誰か?格差拡大のペテンを衝く渾身の対談。
  • 戦争のできる国へ 安倍政権の正体
    -
    1巻880円 (税込)
    日本版NSC、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使解禁に明け暮れた2013年、行きつくのは「戦争のできる国」。安倍政権の正体を自民党憲法改正草案から読み解く渾身のルポ。平和と平等を、あきらめてはいけない!
  • 分断される日本
    -
    1巻550円 (税込)
    安全、教育、生活……さまざまな分野で「格差」が拡大・固定化されている。街角に設置された監視カメラやエリート養成学校などの事例から、日本社会が「分断」されてゆく現状に斬り込む。「構造改革」の美名の下にもたらされた歪みは、この国をどう変えてゆくのか? 暴走を始めた日本社会に警鐘を鳴らすルポ・評論集。ワーキングプア、ネットカフェ難民など近年の変化をテーマに、雨宮処凜氏との対談を収録。
  • 教育改革と新自由主義
    3.7
    1巻550円 (税込)
    「できん者はできんままでけっこう」、ゆとり教育の下敷きとなった答申を出した教育課程審議会元会長の三浦朱門氏のこの言葉どおりに進められてきた「教育改革」。そのなかで、戦後、守られてきた教育の機会均等が奪われ、子どもたちは家庭の経済状況によって「勉強ができるようになる」ための努力さえ、認められなくなろうとしています。経済を専門とするジャーナリストが、「学力」を切り口に日本の階層化、不平等の現実を鋭く追究し、子どもと教育の未来を守る方法を語ります。ルポ「『報国』の暴風が吹き荒れる」も収録。

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  • 「東京電力」研究 排除の系譜
    4.2
    「東京電力」とは何だったのか? 原発事故で露見した「安全神話を守るために安全を度外視する」体質。労働組合を潰し、少数意見を監視し続ける一方で、上から下まで一体となって「人間開発」に邁進してきた歴史。これらはわれら日本人が戦後を通じて選択し、体験してきたことではないだろうか。かつて経済記者としてキャリアをスタートさせたジャーナリストが、自らの原点に立ち返り、集大成として追う巨大企業の歴史と将来。
  • 強いられる死

    Posted by ブクログ

    少し古い本ですけれども、なかなかに読み応えがありましたね…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    自殺者三万人と言いますけれども、今はそこまで多くないような気がしますねぇ…二万ちょっと…コロナのせいで少し増えたらしいですが…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    しかしまあ、「強いられる死」というタイトル通り、自殺に追い込まれる人は決して個人的な問題だけで自殺を選んでいるわけではないと…この本を読むと思ってしまいますなぁ…

    まさに追いつめられていくというか…そうした社会構造のせいで自殺に追いやられているような気がしてなりません…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    新自由主義とかいう

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    2021年11月04日
  • 戦争経済大国

    Posted by ブクログ

    著者自身はあとがきで「達成感がない」とこぼしているが、机上の作文ではなく足を使った取材を駆使した労作。
    朝鮮・ベトナムの両戦争と日本の経済成長は骨絡みとは、多くの国民の認識でありながら、表向きそうした話は封印され、令和から振り返る昭和・高度成長期は「三丁目の夕日」で描かれた如く、貧しくとも皆がモーレツに働いた人情の時代ということになっている。が、その象徴たる東京タワーの鉄骨には朝鮮戦争で使われた米軍戦車の鉄が再利用されていたとは、驚いた。戦争経済大国のまさに象徴的なエピソードではないか。
    他にも枯葉剤製造工場を巡る公害や、ベトナムでばら撒かれた毒キャンディ、朝鮮戦争に駆り出された掃海部隊など、

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    2021年07月03日
  • 決定版 消費税のカラクリ

    Posted by ブクログ

    私の子供時代(平成元年だったかな?)に急遽導入され、現在まで世間に自然に溶け込んでいる税金である消費税。

    個人が何かを買ったときに課される税金の側面が強いが、法人や事業を営む者にとってはとんでもなく悪質な性質をもった税金と化す。

    大企業などの強い者には輸出還付金などの優遇制度があり、下請けのような弱い者には資本主義の競争原理が働き、消費税負担を弱い者が強いられる仕組みになっている。

    また、払えない企業に対する税務署の執拗な追い込みにより自殺者まで出しているが、国は消費税滞納者に対し、税金を払わず溜め込んでいる悪人のようなプロパガンダ広告を打ち出していたり、昨今の消費税増税も大企業の法人税

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    2020年11月22日
  • ちゃんとわかる消費税

    Posted by ブクログ

    同著者の「消費税のカラクリ」も読んだが、消費税の仕組みをもう少し詳しく知っておきたいと思い購入。

    「消費税のカラクリ」で書かれいることをより分かりやすくコンパクトに纏めたような内容。

    やはりこの税は弱者を虐げる悪魔的な性質しかない最悪の仕組みを持った税金だということを再認識した。いっそのこと恐喝税とでも改名してみてはどうだろうか。

    普段税金など興味がない人にも読んでほしい本であり、難しいかも知れないが多くの人がこの税金を消滅させるべく動いてくれることを願う。

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    2020年11月22日
  • ちゃんとわかる消費税

    Posted by ブクログ

     税というとどうしても難しく自分よりも遠いところにあるよな気がするが、よく考えてみれば一番身近なものなんだという事、この点が認識できれば考え方も変わってくると思うのだが、この国では難しいかもしれない。

     消費税だけではなく、税の在り方は知っておかなければいけないことだろう。

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    2019年11月29日

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