作品一覧
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4.0
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-1巻1,980円 (税込)世界は猫のなわばりである。 ……知らない? なら、今夜の集会に遊びにおいで。 ヒトが眠りについたら、猫たちは夜回り(パトロール)に繰り出す。 飼い猫も野良猫も、猫の世界に迷い込んできた不思議なものたちも。 自由気ままに夜の冒険を楽しみながら、あちこちにあしあとを残し、なわばりを広げていく。 夜は魔法に満ちている。 飛び交う風船、奇妙な看板、信号機に灯る不吉な光。 そして時には、夜界からやってくる招かれざる客──ヨナに出会うことも。 そんなときは、自分のなわばりを守るのが猫の掟。 一夜のうちに片付けよう。 夜の帳がすべてを隠しているうちに。 猫になって不思議な夜を冒険する。 気まぐれな猫たちのダークメルヒェンTRPGが登場!
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4.0小説編集の仕事をビジネスと割り切れない、若手編集者の宮本章は、新人作家・広川蒼汰の作品を書籍化できず、責任を感じ退職する。ちょうどその頃、北海道で書店を経営していた祖父が亡くなり、章はその大正時代の洋館を改装した書店・ミュゲ書房をなりゆきで継ぐことに……。 失意の章は、本に関する膨大な知識を持つ高校生・永瀬桃ら、ミュゲ書房に集まる人々との出会いの中で、さらに彼のもとに持ち込まれた二つの書籍編集の仕事の中で、次第に本づくりの情熱を取り戻していく。そして彼が潰してしまった作家・広川蒼汰は――。 挫折を味わった編集者は書店主となり、そしてまた編集者として再起する。本に携わる人々と、彼らの想いを描いたお仕事エンターテインメント。
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3.61巻1,210円 (税込)極めて多種多様な日本の地理。現地におもむいてみれば、固有の気候・気象・地形・地質・景色がふんだんに広がり、そして土地が育んだ食文化が燦然と花開いています。地理に関する情報をひたすら詰め込んだ頭でっかちの主人公・奏は、自らを試すように各地を放浪し、食べ歩くことで知識を経験に変えていきます。日本の豊かさを体感できる前代未聞の「食べて学ぶ地理」漫画、堂々開幕!
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3.0
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4.51巻638円 (税込)難関大学を卒業しながら、ねじ職人になった小暮祐輔。 新聞記者の妻・祥子が現地滞在ルポの企画に抜擢され単身赴任することになり、祐輔は3歳の娘・風花のために期間限定で専業主夫になったのだが……。 家事は得意、ご近所付き合いも良好。 しかし風花に問題勃発。 幼稚園に行き渋ったかと思えば、突然好き嫌いが始まって。 一方、祐輔は祐輔で偏見に凝り固まったセレブママとの攻防が待っていた? 一日を越えるごとに、ちょっとずつ家族のかたちは変わっていく。 どこにでもある家庭の、それぞれに特別なかけがえのない日々――。 【感涙必至!応援の声続々!!】 「優しさに満ちたバトンを繋いでいける幸せを感じるお話に、涙が止まりません。」楠 秋生さん 「心が鷲掴みにされるお話。ハンカチ握りしめて読みました。」はる(haru8)さん 「家庭環境の変化、その変化に影響される心理描写は必見。涙するシーンはないはずなのに涙腺が緩む。」ゆうけんさん 朝の魔物に、ママ友付き合いに大奮闘の新米主夫。 その時ママは? 娘・風花は?? お互いを思い合う家族のかたちに、心温まる涙が溢れます――。
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5.0
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2.5
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5.01巻1,100円 (税込)〈モノ〉に命を宿すことができる〈人形使い〉の異能力を受け継いだ少女・美紀。ひょんなことからその能力を開眼してしまった彼女だったが、両親や祖母、そして幼馴染みの〈はじめ〉の協力のもと、能力の存在を隠しながらも、変わらぬ日常を過ごしていた。あの日、ひとつの事件が起こるまでは――。語られなかった熊のぬいぐるみ〈ミスターマスパー〉の真実。謎の組織〈真理の眼〉の秘密。〈美紀〉と〈蒼太〉が過ごした日々の記憶。そして〈真夜〉と〈マスパー〉の出会い。ゲームへと繋がる新たな物語がここに。謎解き探索アドベンチャーゲーム『真夜中の人形使い』のオリジナルノベライズが登場!
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ新章開始ということながら、前回より一気に時間が流れていて驚きました。
すみれちゃん、中学生になってるし、何だったら彼氏できているし。
その事実を知ったときは、保護者2人じゃないけれども、複雑な表情を浮かべましたよ。
彼氏、いい子そうですけどね。
それに、陽時さんもついに彼女に告白、恋人同士に。
ダブルでめでたい!
確実に何かが変わり始めている、今までの4人ではいられない雰囲気が漂ってきました。
という訳で、残り2人、茜ちゃんと青藍さんがね、もう完全に両片思い状態に突入しました。
2人とも今の「家族」という状態を壊したくないから、互いに線引きをしてしまっているという状態。
この状態を打破するに -
Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズ、いつも1ページ目から「あ、もう好き……」ってなって語彙力失うんですけど、今回は特に語彙力吹っ飛びました。
家族写真の話も、一輪置かれる花の話も、そしてまさかの月白さんの過去の掘り下げ話も、どれも胸が苦しくて、それでいて最後にたまらなく温かくなる話で、どれも大好きで。
要は最高でした。
今回は特にすみれちゃんと、そして青藍さんが未来のために一歩前に踏み出したところが印象的でした。
姉離れ、そして月白さん離れの時期、巣立ちの時期。
その中心には勿論茜ちゃんがいて、陽時さんも支えてくれて。
変わらないことは安心かもしれないけど、停滞でもあって、その停滞から踏み出した二人に寂しさも覚え