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  • 老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    Posted by ブクログ

    技術、知識に捕らわれない、もう一歩進んだ価値観を持つために必読の書です。

    論語、中庸、大学と、孔子に連なる本を読んでいたところ、友人から「バランスを取るために老子も読んでおいた方がいい」と薦められました。

    読んでみて納得です。
    万物斉同(すべてのものはすべて1つである)という万物一元論を基に、孔子の考え方を「表層的」と暗に批判する姿勢に、孔子との違いを比較せずにはいられませんでした。

    孔子が唯一であるよりも、比較対象があってこそお互いの意見にもっと寄り添うことができます。孔子が現実的、具体的であるとすれば、老子は、非現実的、抽象的です。そして、現実的である孔子の言を以て、まだ浅いと指摘し

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    2021年12月26日
  • 老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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    加島祥造「タオ」と合わせて。入門編として。

    老荘思想、とよく聞くけれど、そんなにこのふたつは親和性が高いのだろうか。
    なんだか荘子は話が大きすぎて、ちょっとついていけないなあという感じがしたけれど。大陸的発想、なんだろうか。

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    2014年01月14日
  • 老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    Posted by ブクログ

    中国古典は読もうと思いながらもなかなか読めずにいました。
    現代語訳もついて有名な老子、荘子の文を厳選したのが本書です。ビギナーズクラシックというシリーズの名の通り初心者向けでとっつきやすい

    無為自然を説き人間のありのままの姿で生きるべきであると説いた老子

    善悪、生死などの価値はどちらがよりよいとか悪いとか絶対的なものはなく、それぞれに意味があると説いた荘子

    かれらの考えがその『老子』『荘子』の中から伝わってきます。
    やっぱり1000年以上日本人にも読まれてきた古典です。このように世の中、人間というものを洞察してきた老子、荘子にはただただ敬服するのみです。

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    2009年10月04日
  • 老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    Posted by ブクログ

    高校生のころ、授業で少し荘子を読んで以来。
    荘子の方が書物としてもボリュームが多いはずだけど、この本では老子の方により多くのページが割かれている。
    聞いたことのある故事成語や言葉が、老子からたくさん出ていることにも驚いた。

    胡蝶の夢の話を、長らく一種のファンタジーのように理解してきた。
    本書を読んで、やっと思想的な背景が分かった。
    もちろん、こういう思想を生きることはできないけれど、不思議な感じがやはり好きなんだろうと思う。

    コラムも、天長節や五行思想、仏教徒のかかわりなど、老荘思想が与えたインパクトがわかるものが多く、楽しく読めた。

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    2015年06月05日
  • 老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

    Posted by ブクログ

    老子・荘子のダイジェスト版。訳文も注釈も読みやすく、わかりやすかった。
    普段、「こういう考え方が正しいんじゃないのかな」と思っていたことと違う考え方がばんばん出てくるので、自分の考え方や価値観を相対化することができて良かった。

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    2013年12月01日

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