作品一覧

  • ぐらシャチ
    3.5
    この春高校生となる少女・秋津島榛奈は、全国うっかりランキング10位以内にノミネートされる(弟・孝雄談)以外はごく普通の女の子。海辺で祖母の形見であるオカリナを吹いていた彼女は、急な高波にさらわれたところを「ある生き物」に助けられるのだが──? そしてその「出会い」から、榛奈の日常は少しずつ波乱を含み始め、そして──。『ダブルブリッド』の中村恵里加が贈る、かなり奇抜なボーイミーツガール&ファーストコンタクト・ストーリー!
  • ひがえりグラディエーター
    3.3
    突如現れた少女・アールによって、異世界に誘われた天海蔵人。その異世界で流行っていたのは、なんと地球の人間を拉致し、互いに戦わせるという恐ろしい 『娯楽』 だった。一方的に銃とナイフを与えられ、見ず知らずの誰かとの戦いを強いられることに蔵人は戸惑い続ける。だが、その『娯楽』の頂点に立っている地球人……初戦以外は完全無敗の人物が、幼き日に行方不明になった自分の妹である可能性が高い、ということを知り ── !? 斬新な切り口で「戦い」を描く、ハードアクション&バトルストーリー!
  • ダブルブリッド
    4.3
    1~11巻561~737円 (税込)
    特異遺伝因子保持生物ー通称”怪(あやかし)”後を受け継ぐ少女、片倉優樹はその力と銀髪から「白髪頭」と呼ばれ恐れられていた。ある日、特殊部隊『EAT』へ協力中、優樹は1人の人間の青年と出会う。青年の名は山崎太一朗。『EAT』の一員である太一朗に直情的な言動に最初は不安感を覚える優樹であったが、徐々に彼の飾らない性格に好意を抱くように成なる。一方片倉優樹を付けねらう甲種”怪”が1人。その人物、3年前殺人鬼として日本を騒がせた高橋幸児と優樹とは浅からぬ因縁があった…。第6回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞のホラーファンタジー、登場
  • ソウル・アンダーテイカー
    3.4
    「運命。私は彼女との出会いをそう表現する。何とも都合のいい言葉だ。もっとも、そう胸を張って表明できるようになるのはだいぶ先のことであり、出会った時の印象といえば…最悪に近いものがあった」生者の魂を喰らい、死者の魂を引き寄せるハンニバル。主に忠義を尽くし主と共に死ぬ使い魔の常道から外れ、主に不義を働き主を冥府へと誘いながらも己のみは生き長らえるという死を招く猫。そんな使い魔の次なる主―江藤比呂緒は弱冠十二歳で、たぐいまれな霊的な素質を持っているが、とんでもない“大馬鹿者”で…。
  • ダブルブリッドVII

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    何度目かの再読。ダブルブリッドはいきなりこの巻から入ったので(しかも小学生の頃に)理解できないシーンが多々あったはずなのに、迷わず他の話を借りに行ったのはそれだけ衝撃を受けたから。子供の頃よりも八牧の仲間への想いや最後に生まれた未知との信頼関係に強く胸を衝かれる。10巻の結末を受け入れてからも尚、八牧には死んでほしくなかったと強く思う。中村先生は食事シーン(普通の食事も、あまり普通ではないものも)を実に魅力的に書くけれども、死が隣り合わせにあるこの作品内で、紛れもなく生に直結する行為だからなんでしょうね。

    0
    2021年07月28日
  • ダブルブリッド

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    何度目か分からないくらいの再読。私の一番好きなライトノベルで、キーリと並んでフィクションにおける趣味嗜好の大元になった作品。ストーリーは異種間バディものの王道であるが、登場人物の人間臭さがとにかく素晴らしい。特に優さんの存在感は初めて読んでから10年以上の時を経た今でも鮮烈。血肉飛び交う凄惨なシーンは多いものの、ぜひ若い人に読んでもらいたい色褪せない名作。

    1
    2021年07月28日
  • ダブルブリッドX

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    何度目かの再読。私にとっても紛れもないハッピーエンド。中村恵理加先生、片倉優樹という1人のダブルブリッドの生と死をこれほどまでに描いてくれてありがとうございます。でもほんの少しだけ、彼女が最期に見た夢と同じ夢を見たがってしまう自分を許してほしい。

    0
    2021年07月28日
  • ダブルブリッド Drop Blood

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    ネタバレ

    1話目…作品中最もしゃべる大田の話。大田のキャラ造形は唯一無二だと思う。好きな話だ。
    2話目…虎司と安藤の話。本編を読んでる間ハラハラし抜いた虎司と安藤の2人が一番微笑ましく、一番ハッピーエンドだったのが意外。3巻初登場時は大して注目していなかったが、最後まで読んだ後はすっかり彼らが好きになっていた。この短編も大好き。すごく良かった。
    3話…火純の話。悲しみを知らない火純だけど、ここで描かれる姿からそこはかとなく暖かさと悲しさを感じる。
    4話…子供の頃の優樹の話1。残ったのは、後悔。苦い後味。
    5話目…子供の頃の優樹の話2。伝えられたけど、そこから踏み込めなかった。もし踏み込めたら、本編のよう

    0
    2019年02月01日
  • ダブルブリッドX

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    ネタバレ

    1巻読んでから、16年越しで終わりを見届けた。ようやく、ようやく、優樹と太一郎の憑き物が落ちた。これ以上無いほど落ちて落ちて、落ちまくって、たくさんの血が流れ肉が抉れ骨を削ったのに、悲しいし辛いのに、最後は明るい話だった。2人が笑い合えてよかった。生と死と、血と肉と骨の物語。それだけでは無かった。他にあったのは、愛。すごかった。自分の中で1巻ラストが最高のハッピーエンドなのは変わり無いけど、シリーズ全体の終わりとしてのこの最終巻も、相応しいハッピーエンドだと思った。

    0
    2019年01月26日

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