舛添要一の作品一覧
「舛添要一」の「現代史を知れば世界がわかる」「「新しい戦争」と日本の貢献(小学館文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
共産主義の第一人者であるスターリンについて、政治学者の立場から考察されている一冊。
前著『ヒトラーの正体』『ムッソリーニの正体』と同様、一般に広く伝えたいという著者の意志が読みやすさから感じられました。
革命家時代から第二次世界大戦、戦後処理と冷戦、そして死亡までが解説されています。
第二次世界大戦前後において、連合国側のキーパーソンとなるスターリンが詳細に研究されています。
ヒトラー、ムッソリーニは枢軸国側の狂犬でしたが、スターリンは連合国側のそれと言えるほどの危険人物でした。
彼が指導者としてどう采配を振ったのかがよく理解できる良書です。
Posted by ブクログ
ヒトラーは有名だが、ムッソリーニにはそれほどでもない。
ヒトラーの事は大体知っていることが多い(前著「ヒトラーの正体」)が、ムッソリーニのことはほとんど知らなかった。
ファシズムというと、ナチズムも日本の軍国主義も十把ひとからげに、指すことが多いが実は違いは大きい。
ムッソリーニは、もともと社会主義者であり、教師として実際に教鞭をとっており、学校の成績もよく、スポーツや音楽をこなし、また、女性関係も派手だった。ヒトラーとの共通点は一つもない。
そしてヒトラーより10年早く政権を獲得したムッソリーニは、ヒトラーにとってあこがれであった。それが、第二次世界大戦がはじまって立場は逆転してしまう。
本