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4.0
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Posted by ブクログ
ネタバレとても貴重な史料であると思う。
丁寧に細密に書かれている。
日本人としては、どうしても上から目線にいらっとすることもあるし
横暴であるなと感じるペリー提督の行為ではある。
また、飽く迄アメリカ側の目線であり、真偽不明のところがある。
スパイ政府と日本が呼ばれているのが意外に感じるし
オランダ人が自分たちの利益の為にイギリス人を悪く言うなど
当時の世界情勢、各国の力関係なども理解できる。
フェートン号事件のくだりを読んでいて、
当時の役人の国防に対する目線、
失敗したら達しが来る前に自決をしてしまう責任感、判断力に
思わず現代の日本の政治家や国民と比較してしまい、溜息がでる。
決意の上で仕