作品一覧

  • 煙鳥怪奇録 ののさまのたたり
    5.0
    1巻836円 (税込)
    「かげさん、どした?」 「山口さん家入って人が死んだ」 「かげさん、今日は?」 「宮前さん家入ってまた死んだ」 「かげさんって誰なの?」 「ののさま」 子どもに憑いて死を運ぶ〈影〉と、死亡事故が多発する道路との因果 戦慄奇怪な実話取材録! 怪談収集家・煙鳥が体験者から聞き取りした怪異を自身で綴るほか、気鋭の怪談作家二人が煙鳥に再取材する形で記す異色の実話怪談集。 ・北海道で起きたヒグマの怪死事件。猟師が目撃した畏怖なる力とは…「チ・コッ・テレケ」 ・アパートの部屋で男の声で聞こえる謎の単語。意味も不明だがある日、聞こえ方に変化が…「へふぁいもす」 ・母方の血縁者が何人も同じ夢を見る怪現象。襖からのびてきた手が足を掴み引きずられる、その意味は…「襖」 ・柱の中、壁、床下に鏡が埋め込まれていた類似の目撃情報。何かを封じているのかそれとも…「鏡柱」 ・瞼の裏に浮かぶ男の泣き顔。祖母から譲り受けた形見の箪笥との因果…「瞼の男」 ・幼い頃、田舎の家で出会った男の子と裏山で遊んだ記憶。大人になって疑問が…「裏返る夏」 ・東北の集落で年に一度行われる男子禁制の秘密儀式。禁を破って潜入した男が見たものは…「女祭り」 ・子どもの影に憑いて移動する〈かげさん〉。かげさんに入られた家からは必ず死人が出るのだが…「ののさまのたたり」 他、膨大な取材録の中から厳選した不気味で奇怪な恐怖譚24話収録!
  • となりの百怪見聞録 1
    4.2
    1~2巻679~710円 (税込)
    怪異に好まれる男・片桐甚八と、“オバケ先生”と呼ばれる好事家・原田織座。“あちら側”に縁ある男ふたりの、不思議と恐怖と好奇心の見聞録、はじまり、はじまり。
  • 真夏のデルタ
    完結
    4.4
    全1巻880円 (税込)
    「彼女として完璧なのに、その歯だけ反抗的なんだよな」空気を読んで言いたいことを飲み込んでしまう椎葉は、彼氏からコンプレックスの歯並びを茶化されても曖昧に笑うばかり。“言えないきもち”は積み重なり、校舎裏で本音を叫ぶ椎葉。しかしタイミング悪く美術部の伸に聞かれてしまい、デッサンのために歯を触りたいと言う伸に協力することに。半ば脅されて始まった伸との関係だったものの、ありのままでてらいのない伸と過ごすうちに、彼の前だけでは素の自分を出せるようになっていき…?オリオリスープの綿貫芳子最新作!少年少女のひと夏を描く、未熟な歪さが美しい青春群像劇。
  • オリオリスープ(1)
    完結
    4.1
    全4巻748円 (税込)
    本の装丁家・原田織ヱ(26)は、スープが大好き。スープと言っても、種類は色々。思わず真似したくなる、四季折々のスープを、めしあがれ。【1巻のお品書き(一部)】菜の花とベーコンのミルク煮/春キャベツと豚肉のミルフィーユ/枇杷のコンポート/エスニック風スープカレーうどん/オクラとミョウガのおすい物/サバ缶の冷や汁/揚げ茄子のピリ辛煮びたし/トマトソース/トン汁/カブのポタージュ/鶏のブイヨン
  • となりの百怪見聞録 2

    Posted by ブクログ

    織座先生の食い道楽ぶりは見ていて愉快。怪しげな『うまい店』のために着物の裾をたくし上げてまでダッシュする執着ぶり。皐月、とポスティングチラシには書かれていたので、織座ダッシュは5月のことだと思うが、股引を履いていたなら暑くはないのかと思うし、まさかまさかの素足だとしたら……と妄想の余地がある。
    迷い家の話は京極本の新刊で、京極堂がリアリズムに則って解説してくれていたので、なるほどそうかと納得していたが、綿貫先生の中での迷い家像もまた興味深い。

    0
    2023年11月27日
  • となりの百怪見聞録 1

    Posted by ブクログ

    なんとなく不思議な話が寄ってくる体質のわたしは、書店でふと目を上げたら、本書と目が合った。カバーイラストもおじさん二人。これは余計な色事描写もなさそうだ、と安心し購入。
    開いてみればまあ、微妙な心情の描写はあったが、許容範囲だったので微笑ましく読めた。
    織座先生の佇まいは、なんとなく、あくまで“わたしの中の”泉鏡花に重なるところがありとても好ましい。甚八のライフスタイルにはとても共感した。わかる、余計なこと考えたくないから、食べるもの着るもの買うものは固定したいよな!ただわたしはご飯硬め派だ。
    久々にドンピシャ好みの作品に出会えた。紙の本として出会えて嬉しい。

    0
    2023年11月22日
  • 煙鳥怪奇録 ののさまのたたり

    Posted by ブクログ

    良かったもの。
    『チ・コッ・テレケ』『トムラウシ山の雨』『ナニコワ』『激痩せ』『鏡柱』『るるぶ』『タクシードライバー二』『裏返る夏』『ののさまのたたり』
    『チ・コッ・テレケ』と『トムラウシ山の雨』は神さまのはなし。アイヌではカムイ。カムイが近くにいるって特別な場所なんだと思う。北海道、行ったことないけど。
    『ナニコワ』はドッペルゲンガーよりたち悪い。この史恵さんには通じなかったから工藤さんは乗っ取られなくて良かったと思う。『激痩せ』にも通じる。あちらの世界からの干渉はけっこうあるんやなー。
    『鏡柱』はものすごい作品!これは追いかけてずっと読みたい。鏡のうまった施設って最初の大型スーパーからあそ

    0
    2023年11月15日
  • となりの百怪見聞録 1

    購入済み

    怪異

    怪異物語だけどちょっぴりBL要素もあってワクワクしました

    #怖い #ダーク

    0
    2023年05月07日
  • オリオリスープ(1)

    おいしそう

    読んでるだけでスープが作りたくなる!
    主人公の性格が若干好き嫌い分かれるかもしれない。

    #癒やされる

    0
    2023年04月25日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!