作品一覧

  • イタリア紀行(上)
    -
    1~2巻1,309~1,606円 (税込)
    ヴァイマール公国での公務を放り出し、長年の憧れであるイタリアへ旅立ったゲーテ37歳。旺盛な好奇心と鋭い観察眼で、ヴェネツィアからローマ、ナポリ、シチリアなどを経めぐり、美術や自然にふれ、人びとの生活に身を置いて感じたことなどを書き留めた。下芸術家ゲーテの土台を築いた青春の旅の記録。
  • 幸福について
    4.3
    1巻1,045円 (税込)
    「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。
  • 読書について
    3.9
    「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」……。率直さゆえに辛辣に響くアフォリズムの数々。その奥底には、哲学者ショーペンハウアーならではの人生哲学と深いヒューマニズムがあります。それが本書の最大の魅力です。
  • 読書について

    Posted by ブクログ

    読書と著述について、一般に「善い」とされるそれら営為を改めて振り返り、愚鈍な手法について強い主観で批判した本。
    ショーペンハウアーを読むのは初めてだったけど、最初から最後まで口が悪すぎて終始笑いながら読めた。ページをめくる度に新しい悪口が出てくる。

    「読書」は著者の思索をなぞるだけであり、まず自身の思考軸を持ち、それを補するものとして接しない限りは空虚な営為だという批判が主。特に多読や流行り物を批判する。
    これは昨今、web上でインフルエンサーの意見を多量摂取し、それをなぞった主張するだけの人へも同じ批判となるだろう。

    流行りのビジネス書を何冊も読むより、現代まで残っている古典書をマイペー

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    2024年05月02日
  • 読書について

    Posted by ブクログ

    哲学書の中ではかなり読み易い部類に入るだろう。全く哲学に触れてこなかった人や中学生くらいでもこれは読めると思うし、衝撃的ながらも「確かに」と首肯してしまう内容になっている。
    「読書について」とあるが、ショーペンハウアーはその冒頭で「読書するとは、自分でものを考えずに、代わりに他人に考えてもらうことだ。他人の心の運びをなぞっているだけだ」とバッサリ断じてしまう。しかしよくよく考えると確かにその通りなのだ。読書とは他人の思考をなぞる行為でしかない。下手な自己啓発本を礼賛する行為に嫌悪感を感じるのはそれが先鋭化されているからかもしれない。
    とはいえ、ショーペンハウアーは読書そのものを否定している訳で

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    2024年01月18日
  • 読書について

    Posted by ブクログ

    SNSとかゲームとかに時間を食われている人間だから昔の時代の本ばかり読んでる人より頭悪いけど、ちゃんと本読むだけじゃなくて頭使わないとなって思った

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    2023年06月30日
  • 読書について

    Posted by ブクログ

    「自分の頭で考える」、「読書について」という2つのタイトルに興味を惹かれ手に取りました。
    「本を読むとは、自分の頭ではなく、他人の頭で考えること」というフレーズが衝撃でした。
    確かに目的がなくただ読むだけでは「ふ〜ん」で終わってしまい、自分のものになりません。
    なので、「本を読んでも、自分の血となり肉となることができるのは、反芻し、じっくり考えたことだけ」という考えには納得です。
    「反復は勉学の母である」、「重要な本はどれもみな、続けて二度読むべき」を心がけていこうと思います。

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    2023年04月11日
  • 読書について

    Posted by ブクログ

    「本を買うとき、それを読む時間も一緒に買えたら、すばらしいことだろう。」
    「読んだものをすべて覚えておきたがるのは、食べたものをみな身体にとどめておきたがるようなものだ。」

    本が沢山あろうとなかろうと、自分の時間は変わらない。そして、読んだ本を消化して自分の中に落とし込むのもまた時間が必要である。読んだ本を忘れない、という人がすごいと思ってた。でも、大事なのは内容を覚えてるだけじゃなくて自分の中に取り入れること。自分の、思索体系に。

    読めなくて苦労する本があっても、それは自分に間違いじゃないことがわかった。
    前読んだ岡本太郎の本に「知識は積み上げるな、むしろ蹴飛ばしてしまえ」と書いてあった

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    2022年07月19日

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