~印象に残ったこと~
黄金の法則
①とにかく反応するな
怒りの感情が沸き上がったら6秒待て
怒りの感情に任せて、発言・行動すると大きなモノを失うリスクがある
頭のいい人ほど、感情的な自分に客観的になることが出来、冷静になれる
②頭の良さは、他人が決める
その人のことを頭のいい人だと認識をしている人がいればいるほど、その人は実際に
頭のいい人である
③人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する
賢いふりをするな、賢くふるまえ
会議で1番に発言しろ
「信頼」が生まれるのは、相手にちゃんと考えてくれているなと思わせたときである
④人と闘うな、課題と闘え
頭のいい人は論破しない
議論の勝ち負けではなく、その奥にある本質的な課題を見極めろ
ちゃんと考えるということは、相手が言っていることから、その奥に潜む想いを想像して話すことである
⑤伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい
話し方だけうまくなるな
相手に伝わらなければ、話し方が悪かったのではなく、考えが浅かったと考える
⑥知識は誰かのために使って初めて知性となる
頭のいい人は賢いふりではなく、知らないふりをする
知識は披露するのではなく、誰かのために使って初めて知性となる
本当に相手のためになっているのかと立ち止まって考える
⑦承認欲求を満たす側になれ
自分の承認欲求を抑制し、他者の承認欲求を満たすことで、「コミュニケーション強者となることが出来る
他者をほめつつ自分は「何でもない人間です」という顔をするのがコミュニケーション強者の態度であり、知的で慕われる人の態度です
~深く考えるための5つの道具~
①「客観視」の思考法
②「整理」の思考法
③「傾聴」の思考法
④「質問」の思考法
⑤「言語化」の思考法
~感想~
私はこの本を読んで、2つのことを考えた。
1つ目は、現在の自分は「頭のいい人」に全くと言っていい程なれていないと感じた。
その根拠は2つあり、1つは、読み進める中で、頭の悪い人、愚かな人と示されている属性に多く該当したからである。例えば、普段の生活の中で、「やばっ」や「すごい」など、人間の言語化能力を低下させる表現を多用し、言語化する能力が乏しいと感じた。頭のいい人になるために、まずはそのような安易な表現の使用を、意識的にやめることから始めようと考えた。根拠の2つ目として、コミュニケーションにおいて重要な傾聴力が、勝手に自分にはあると考えていて、その先の本質が見えていなかったと感じたからである。相手の言いたいことを積極的に聞き、承認欲求を満たせていたつもりだったが、相手が本当に言いたいこと、伝えたいことを聞き出すことは出来ていないと感じた。相槌やオウム返しなどの、小手先のコミュニケーションスキルではなく、相手が伝えようとしているが、うまく言い表すことが出来ない本質の部分や会話の中での一番伝えたい事柄を見極められるよう、普段から会話をする際には、それらを意識し、傾聴力のある人間になりといと思った。
2つ目は、本書に書かれていることを常日頃から意識し、多くの人に信頼される人間になりたいと思った。この本に書かれていることは、決して難しいことでなく、だれもがやろうと思えばできることばかりだった。言われれば気が付くことであり、簡単に始められることである。私は、現在社会人になったばかりで、研修などの場で人の前で発言する機会が多くなり、そのような場で、どのような発言をし、どのようにふるまうかで頭の良し悪しに大きな差が生まれる。これから始まる長い長い社会人生活の中で、本書に書かれていることを実践していき、より多くの人に慕われることが出来るように、日々努力していきたいと思った。