中村文則の作品一覧
「中村文則」の「大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる」「教団X」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中村文則」の「大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる」「教団X」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
福島大学行政社会学部応用社会学科卒。2002年『銃』で第34回新潮新人賞を受賞しデビュー。『遮光』で第26回野間文芸新人賞、『土の中の子供』で第133回芥川龍之介賞を受賞。その他作品に『掏摸<スリ>』、『悪意の手記』、『何もかも憂鬱な夜に 』などがある。
Posted by ブクログ
「悪に染まりたいなら、善を絶対に忘れないこと」
演技の世界では悪役を(いかにも悪いやつ)として演じることで、そいつの「悪さ」が矮小化されちゃうという現象がままあります。
「俺は悪いんだぞ」と露骨に見せてくる人ほど「悪」としての深みはない。結果としての悪はあっても、「悪であろう」と演技すると、それは所詮「悪でありたい人」の演技であって、本当の「悪」ではないということ。
本当の怖さ、恐ろしさは善悪や理解の彼岸にある。
他者や世界は、二元論で簡単に片付かないはずなのに、人1人の理解や想像におさまらないからこそこの世は「戦う価値がある」はずなのに、ともすれば私たちは世界を、他者を「わかった」と