朽木祥の作品一覧
「朽木祥」の「海に向かう足あと」「絵本 彼岸花はきつねのかんざし」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「朽木祥」の「海に向かう足あと」「絵本 彼岸花はきつねのかんざし」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
繁内理恵さんの『戦争と児童文学』でくわしく紹介されていて、まだ読んだことがなかったので。
さまざまなバージョンがあるようなのだけど、単行本に2編足したこちらの電子版を読みました。
その日に起きることはだれもが知っているけれど、そこにはひとりひとりの事情があり、状況があり、けれどもそれがすべて「○十万人」という数字で述べられるだけの圧倒的な暴力の前になぎ倒されていく。すさまじいことだ。
生きのこった者がまるで加害者のように自分を責め続ける「水の緘黙」がいちばん胸に迫ってきて何度も涙がこみあげた。
「あなたでも私でもよかった。焼かれて死んだのも、鼻をもがれたのも、石に焼きつけられたのも。あな
Posted by ブクログ
以前からお友だちに勧められ、いつか読もうよもうと思いながら、ようやく読む機会が到来しました。
こんな素敵な作品を、スルーしなくて良かった!!!!!
ひとりぼっちの河童八寸と、お母さんをなくしたさみしさを、父の手前うまく表現できずにいる女の子麻。
麻はお母さんからもらった愛でできている、とっても素敵な女の子。何が大切なのかたぶん誰よりも知っているけど、そのことを麻自身はまだきづいていないね。
八寸は、家族がある日消えてしまい、その帰りを信じて待っている、たった8歳のこども河童。沼で生き残っていくために、猫の姿になって人間の世界に修行に出された。
この2人の出会いの前に、情けない顔のラブラ